なぜタクシーは動かなくてもメーターが上がるのか―経済学でわかる交通の謎
- NTT出版 (2013年4月24日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (245ページ)
- / ISBN・EAN: 9784757123137
感想・レビュー・書評
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よく考えてみると、経済学って、まともに勉強したことがないんですよね。
この本は、経済学の考え方と、交通経済学のエッセンスを学ぶ上で、役に立つ本だと思います。
経済学って、人々の幸福の最大化を追求する学問なんですね。
そのことと、機会費用の考え方にしっかり触れただけでも、この本を読んだ価値はあると思います。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
門外漢には「やさしい経済学」でいったん分析して「くだすって」なるほどではあるのだけど、じゃあ現実と招来を考えてどうするの?どこをテコに考え出せばいいの?というイライラが募った本。
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経済学と付く名の本は、書店に行くと山のように並んでいる。紀伊國屋書店、ジュンク堂書店、丸善のような大型書店に行くと何とか経済学と付く本がずらりと並んでいてどれがいいのか迷ってしまう始末。
そんな中、訳の分からない呪文のような数式を使わず、しかもモクモク羊のような経済学に疎い読者でも読み進めていけるテーマが題材に取り上げられている。そのテーマは、交通だ。鉄道、バス、タクシーなど生活していれば、お世話になるものばかり。
「渋滞で止まっているのに、どうしてタクシーのメーターが上がるのかな?」、「電車の子供料金はどうして大人の半額なの?」、「毎朝の通勤ラッシュをなくすにはどうしたらいい?」と言ったテーマから経済と交通の関係をひも解いている。