気候変動の文明史 NTT出版ライブラリーレゾナント006 (NTT出版ライブラリーレゾナント 6)

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  • エヌティティ出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (265ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784757140875

作品紹介・あらすじ

異常気象は、文明崩壊の予兆か?巨大災害の世紀をを生き抜くために今こそ読んでおきたい、緊急提言の書。気候変動と文明の興亡との大いなる関係を明かす。

感想・レビュー・書評

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  • これを読むと、日本人て特異だけど環境面に関してはじつはすごい民族だったんだなとわかる。先人たちに本当に先見の明があったのかはわからないが、目の前に大量の資源があって、「全部使ってしまおう」と考えるのが人間という生き物なのだと思った。特に際限なくある(ように見える)時は。だが日本人はそうしなかった。森を丸裸にするような真似はしなかったし、今の日本には世界に誇れる環境技術もある。だからあとは行動をおこすだけなのだ。歴史上の思わぬ事件と気候変動がつながっていることもわかり面白かった。いや、人類が何か大規模な行動をおこす裏には必ず気候変動が関わっていると考えたほうが正しいのだろう。だったら今だってまさにその時、人類はアクションを起こしていけるはずだ。

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  • 気候変動を無視して歴史は理解できないと思うので趣旨は大賛成。将来予測とかは当たるのかしらんけど。

  • 分類=人類史・世界史・気象学・気候変動。04年12月。十分な研究の積み重ねが重要。

  • ?気候の寒冷化が文明誕生の契機
    ?巨大戦争
    ?繁栄と人口爆発
    ?森林の破壊
    ?疫病の流行
    ?内紛の多発
    ?地球温暖化
    ?民族大移動
    ?危機を回避する道:森の環境国家

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著者プロフィール

安田喜憲(やすだ・よしのり) 1946年、三重県生まれ。環境考古学者、理学博士。東北大学大学院特任教授、国際日本文化研究センター名誉教授。ふじのくに地球環境史ミュージアム館長を務める。

「2019年 『水の恵みと生命文明』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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