失われた二〇世紀〈上〉

  • NTT出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (255ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784757142251

作品紹介・あらすじ

思想の役割と知識人の責任とは。アーサー・ケストラーからエドワード・サイードまで知識人を通してマルクス主義・ファシズムなどの20世紀的課題を再検討する。

感想・レビュー・書評

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  • 未読了。あまり魅力に感じず。機会があればまた読みたい。

  • 「知識人は平和をかき乱すべきなのだ――とりわけ自分たち自身の平和を」(『羊たちの沈黙―リベラルなアメリカの奇妙な死について』)

    抱かれてもいいと思った。

    上巻は冷戦後の世代にはイメージしにくい、かつての知識人たちの問題性を、歴史家らしく丁寧に再現している。下巻はジャットらしいエスプリの効いた政治・社会評論。イスラエルに対する論評が特に見事だ。

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著者プロフィール

ロンドン生まれ。ケンブリッジのキングズ・カレッジ、パリの高等師範学校を卒業。オクスフォードのセント・アンズ・カレッジでフェローおよびチューターを務めた後、ニューヨーク大学教授に就任。1995年から、レマルク研究所長としてヨーロッパ研究を主導した。『ニューヨーク・レヴュー・オヴ・ブックス』誌その他に寄稿。2005年に刊行された『ヨーロッパ戦後史』(みすず書房、2008年)はピューリツァー賞の最終候補となるなど高く評価される。2007年度ハンナ・アーレント賞を受けた。2010年8月6日、ルー・ゲーリック病により死去。その生涯はティモシー・スナイダーとのインタビュー集『20世紀を考える』(河野真太郎訳、みすず書房、2015年)で語られている。

「2019年 『真実が揺らぐ時』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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