ユナイテッドアローズ

著者 :
  • アスペクト
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  • Amazon.co.jp ・本 (232ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784757218710

感想・レビュー・書評

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  • ①ユナイテッドアローズの変革
    ②ユナイテッドアローズ企業理念と浸透

    ③SPA手法
    SPA:企画から製造、小売までを一貫して行うアパレルのビジネスモデルのこと。通常、生産以降は小売が担当する。消費者の嗜好の移り変わりを迅速に製品に反映できるうえに、在庫のコントロールが行いやすい

    ◆ユナイテッアローズの場合
    「各他方ブランド」×「自社ブランド(高利益)」⇒ 個性ある品ぞろえ
    セレクトショップという概念とブランドイメージの創造
    ◆グリーンレーベルの場合
    団塊世代が親、家族で服を買いに行くスタイル、
    ある程度流行ったジャンルのお揃いコーディネートをリーズナブルに販売

    ④HowTの強みをどう打ち出すのか
    Ⅰ「あれこれ探す楽しさ」を作る
    ※仕入れとオリジナルの間にトーンの差が発生させない

    ⇒バイヤー×オリジナル商品企画×販売員の連携が必要

    Ⅱユーザーから見た”らしさ”の構築
    「ユナイテッドアローズでしか買えない新しいもの、面白いもの、素敵なものを開拓し、ファッションの楽しさや買い物の面白さを伝えていく」

    ⑤チャネル戦略とターゲティング
    百貨店にこだわりのセレクトショップという違和感
    (顧客をこちらから限定しない、間口を広める方法)

     ”まち””みせ”の目利きでブランディングする

  • ・トレンドセッターがトレンド情報を作成する。
     トレンドセッターとは、トレンド情報を生み出す専門家のことで、パリを中心に、NYや東京にも存在する。
     トレンドセッターは、「トレンドブック」を作成する。

    ・「先駆性商品(アドバンスト)」とは、市場の半歩先を表現しているもので、「他社に先駆けてトレンドとなる可能性を問う商品群」。
     「時代性商品(トレンド)」とは、「そのシーズントレンドを反映した商品群」。
     「独自性商品(ベーシック)とは、「トレンドに左右されず、安定的に売れ続ける核商品群」。

    ・注意しなくてはならないのは、MDバランスをどう見せていくか。
     そこには、「選択 = セレクト」に加えて、「編集 = エディトリアル」という視点が求められてくる。
     
     現在のセレクトショップは、バイイングによるセレクト視点と、それをどう見せるかのエディトリアル視点が必要。

    ・お客にとって「真に差別化されていること」は、すべての商品に備わっている必要はなく、スパイスのように少し効いているくらいがちょうどいい。
     そればかりになってしまうと「真に差別化されたもの」同士の間で同質化が起きてしまって、食傷気味になってしまう。

    ・セレクトショップを訪れるお客にとっては、仕入れ商品化オリジナル商品かは、あまり大きな意味を持たない。
     要は、魅力的な商品が揃っていればいいのであって、そもそも多くのブランドが混在するセレクトショップに足を運ぶ時点で、「このブランドでなければならない。あるいはオリジナルでなければならない」とこだわっていない。

    ・ダブルネームや別注
     「この服が欲しい」と感じた消費者は、両方のブランド名が入っているので、そのブランドなりのクリエイティビティを感じるし、UAでしか買えない商品であること=オリジナルと分かる。
     2つの方向で価値付けができる。

  • 凡庸だが興味があれば楽しめる。

  • セレクトショップの走りでもあり、デザインとビジネスを両立しているユナイテッドアローズの商売の考え方が知りたくて読んでみましたが、そんなに新鮮な発見はありませんでした。
    (2012.9.9 藤本)

  • 帯に
    「感性を売るビジネスの成功法則」
    とある通りアパレル本で、普通の「経営」の本とはちょっと毛色が違うかもしれません。
    少し単調な文体ではありますが、ある程度具体的に書いてくれているので、内容はわかりやすく、読みやすいと思うのですが・・・

    内容をそのままストレートに鵜呑みにするだけでは物足りなく感じる人が多いんじゃないかなと思いますが、
    この本に書いてあるようなことを自分の業界ではどう活かすことができるか?
    というような考え方を持てる人が読むモノかなと思います。

  • マーケティング力=現場力
    販売するものによって、店舗拡大の限界点がある、とゆうことを学んだ。

  • 途中でギブアップ。
    何を言いたいのかが分からん。

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著者プロフィール

ジャーナリスト1961年、新潟市生まれ。早稲田大学商学部卒業、文化服装学院マーチャンダイジング科修了。伊藤忠ファッションシステムに入社し、ファッションという視点から、企業や商品のブランドづくりに携わる。同社取締役、ifs未来研究所所長などを歴任し、2021年に退社。コミュニティー「偏愛百貨店」を立ち上げた。『ビームス戦略』(PHP研究所)、『伊勢丹な人々』(日本経済新聞出版)、『虎屋ブランド物語』(東洋経済新報社)、『TSUTAYAの謎』『すいません、ほぼ日の経営。』(以上、日経BP)など、著書は30冊を超える。毎朝3時に起きて原稿をつづる生活を30年にわたって続けている。

「2021年 『アパレルに未来はある』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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