- Amazon.co.jp ・本 (384ページ)
- / ISBN・EAN: 9784757219595
作品紹介・あらすじ
CDが売れなくなり音楽産業が転換点を迎えたゼロ年代。そんな時代に根付いたオルタナティブ・ダンスミュージック、日本語ラップ、ネオ・フォークなど新しい"ニッポンの音楽現場"に迫る、「いま・ここ」の音楽ルポルタージュ決定版。
感想・レビュー・書評
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すごい今っぽい感覚の音楽を今っぽい感覚で評論しているなーと感じた。
今っぽさっていうのはスモールサークルオブフレンズ感というか、小さいコミュニティへの帰属意識とか。
ダンスとか、ヒップホップとか、ロックとか、ネオフォークとか、いろいろな音楽を取り上げているけどそのどれも土地やコミュニティにコミットした意識について取り上げて書かれている。
場を失った若者がこの00年代以降再び自分のあるべき場所をみつけ、それが表現の中に現れてきているということだろうか。
それが大震災以後の現在も延長として、更に意識的に引き継がれているというか。
悪く言えば内輪ノリというか。人がたのしそうにしているシーンって羨ましく思うのと表裏一体で、外から見るとちょっとひいてしまうところがあるのでそういうのを恥ずかしがらず受け取ることができる感覚っていいなあ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
同じ時期、場所にいたので懐かしい
音信不通となった友達らを思い出しました -
もっといろんな音楽を聴きたくなります。
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さやわかさんに比べると文章が窮屈で難しいんですよね、僕はちょっと苦手です。
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旬なミュージシャン(この表現が正しいとは思えないのだが)が載っていたので読んでみたんだけど、後半のシンガーソングライターの人には多少の近さを感じた。前半のクラブ系というかHIP-HOPの人の話はちょっと外国の話?って感じも受けた。でもみんなそれぞれに自分のリアルを言葉に、音にしようとしているんだということが伝わりました。じゃ自分にとってのリアルとは?果たして…
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・聞きたくなった
KICK THE CAN CREWのgood time
YOU BARK WE BITE
やけのはらの夏曲
豊田道倫
前野健太 -
貸し出し状況等、詳細情報の確認は下記URLへ
http://libsrv02.iamas.ac.jp/jhkweb_JPN/service/open_search_ex.asp?ISBN=9784757219595 -
RAW LIFEのカオスっぷりに想いを馳せながらも、もうとっくに結婚し2人の子どもの親になったわたしは、ECDや曽我部恵一の旧譜を引っ張り出し、子どもたちが寝静まった頃にようやくそれらを聞きながらリビングでひっそりと本書をめくり続ける。正直、本書に登場する固有名詞の2/3以上が知らない名前であり知らない場所だ。それでもこの数々のルポルタージュにひとつひとつ興奮せずにはいられない!甦るのではなく、いままた立ち昇ってくるのだ、「現場」が!!
〈PROJECT FUKUSHIMA!〉にもコミットする、この同い年の筆者をわたしは全面的に信頼したい。