藤村流「感動」で売れ!「体験」で売れ!: 「買う理由」を伝えれば必ず売れる!

著者 :
  • ジェイ・インターナショナル
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感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (230ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784757302990

感想・レビュー・書評

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  • <本の概要を教えて!>
    商品の品質やスペック、値段などで勝負するのではなく、
    お客様がいかに幸せになれる体験をうるか?といった
    趣旨で考えられた"エクスペリエンス・マーケティング"
    について書かれています。

    <どんな人向け?>
    ・自社商品を愛していて商材に対して思い入れのある方
    ・真剣にお客様を幸せにしたい、感動させたい方、
    それを販促に生かしたい方

    <内容をもっと詳しく!>
    昔と違い、経済全体が成熟し、ものが売れなくなって
    きた時代だからこそ、お客様の「体験価値」を考えることが
    重要になってきます。

    そんな「体験価値」を前面に出したマーケティングについて
    書かれているのが本書です。

    具体的には、以下のように商品について深く熟考
    することで、どんな体験価値を売っているのか?
    ということを考えていきます。

    (具体例)
    ①お客様はダイエット商品はほしくない。
    ②やせたいだけなのだ。
    ③それで健康的な生活やまわりの人にきれいになったね
    って言われたい。

    モノが売れないときこそ、安易に安売りに走るのではなく、
    ・商品のメリットをしっかり伝えられているか?
    ・その商品独自の価値をつたえられているか?
    ・その製品自体が価値を伝えられるお客様を絞っているか?
    ・DMやチラシなどではお客様の心を動かす
    ストーリーが入っているか?

    を徹底して考えていくことで、
    お客様を幸せにし、結果として自社商品を高く
    売ることが可能になるんですね・・・
    (本書のエクササイズに自社商品を10倍で売るには?
    なんてのもあります。)

    また、具体的なチラシやPOP、DM
    のサンプルなどもあり大変参考になります。

    <感想は?>
    内容自体はいわれれば至極当然だと思いますが、
    これってなかなかできないですよね・・

    お客様は商品がほしいのではなくて、
    商品から得られる「価値」を買っている。

    たとえば居酒屋であれば売っている「価値」は

    「仲間とワイワイたのしく過ごせる時間と空間」

    になると思います。

    味や接客やサービスなどというのは
    すべてそれを成り立たせるための
    付加的な価値にすぎないと思うのですが、
    実際に仕事をするとどうしてもわかりやすい
    商品の品質改良に走ってしまいがちです。
    (それ自体はとても大切なことだと思うのですが・・)

    個人的にはそれを高いレベルで実行できているのが
    ディズニーランドではないかと思います。

    この本を読むことで自分は何をうっているか?
    どうやったらお客様を幸せにできるのか?
    が再び問われたような気がしました。

    <この本を読むと何か得することは?>
    ・お客様を幸せにする販促を考えるようになる
    ・自分がどんな価値を売っているのか?を再確認するようになる
    ・自社商品にあらたな価値を付加させることで差別化に成功し、
    価格競争に巻きこまれずにすむ

    <本を採点すると?>

    個人的採点(5段階で)
    読みやすさ・・・・5
    (非常に読みやすく2、3時間で読破できます。)
    オリジナリティ・・3
    (体験価値を売れ!ってこと自体はよくいわれています。)
    理論的背景・・・・2
    (想いは十分につたわりました。理論を入れるのは難しい。)
    とりくみやさ・・・4
    (上がっている例もわかりやすいものなのですぐに実行できます。)
    モチベアップ・・・5
    (自社製品に思い入れある方には明日からがんばろう!となるはず)

  • 魅力的な店員さんや思わず足を止めてしまうようなお店に出会ったことはありませんか?

    そういう人や場所には共通したルールが存在しています。核心を突けば『「モノ」を売るな!「体験」を売れ!』の一言に尽きるのですが、なかなか奥が深いです。接客業や営業職を目指してなくても、読んで得できる本です。知っていれば、物の買い方も変わってきます。

    ちなみに僕はこの本を読んで、働き方が変わり、結果アルバイトの売上が九州1位になりました。学生の時に出会えてよかった。


    (福岡教育大学 院生)

  • 何の仕事をするにおいても、商品の売り方を知っておかないと商売にならない。
    その売り方の1つの方法として、「感動、体験」を売る という方法が記されている本。

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著者プロフィール

フリーパレット集客施設研究所主宰。
明治大学文学部(演劇専攻)卒業後、(株)京屋にてヴィジュアルプレゼンテーション、ニューヨーク大学にて映画製作等を経験。(株)ラーソン・ジャパン取締役就任後、各種集客施設(水族館、博物館、テーマパーク、レストラン、ショップなど)の企画設計を手がける。実績が証明されるにしたがい信奉者が増える。特に体験を売るという「エクスペリエンス・マーケティング」の考え方で集客施設や会社のコンサルティングを行う。

「2019年 『「つながり」で売る!法則』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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