翻訳スキルハンドブック (アルクはたらく×英語)

著者 :
  • アルク
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  • Amazon.co.jp ・本 (319ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784757430310

感想・レビュー・書評

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  • 全体の流れとしては、英日翻訳に関わるスキルを、プロセスに沿って「原文分析」「リサーチ」「ストラテジー」「翻訳」「校正」の5つに大別し、さらにそれぞれのスキルに関わるポイントを細かく項目分けして解説していく構成になっています。

    各項目の英語の例文には、まず【試訳】という形で日本語訳がつけられます。その試訳に対する改善ポイントの解説があり、その後修正を加えた訳文が紹介される流れで進んでいくので、独学者にとっても注意すべきポイント、翻訳の質を高めるためのポイントが非常にわかりやすくなっています。

    終盤には、校正完了後に翻訳データを納品する際のポイントまで解説があり、職業的に翻訳家を目指したい人には、とても実践的な良書だと思います。

  • 仕事上使用する翻訳作業の必要最小限の基本技術を身につけるべく通読。意味の等価性や文の洗練以外にもwordやGoogleの作業効率を上げツールの幅を増やす技術も学べて一石二鳥に。最も勉強になったのは,単語単位ではなく文の意味に溶け込ませる翻訳技術と動きを表す語の訳出したりするスキル。翻訳をすると語彙力の少なさを痛感する,との筆者の体験談はまさに今感じているところであり,対象分野の理解と日本語運用力を高めたい。原題と違いすぎ,かつ好きではない意訳タイトルの映画があるが,意訳についても少し解説があり,興味深い。

    本業に必要な範囲で知識を得ただけだが,翻訳家の仕事の内容や翻訳過程の大変さを初めて知る。翻訳家にストラテジースキルやリサーチスキルが必要だということだが,一種業界人になるのと同じくらいの大変さがあるのだろうと想像する。

  • ◎信州大学附属図書館OPACのリンクはこちら:
    https://www-lib.shinshu-u.ac.jp/opc/recordID/catalog.bib/BB25318281

  • 翻訳家という職業に興味があり入門に良さそうということで読んでみた。
    すごく基本的なことから丁寧に説明してあって、受験期に結構英語を勉強した身からすると当たり前なことも多々あった。しかし、翻訳はただ英語から日本語にするだけでなくリサーチや校正、納品も含んでいるものだと知ることができた。また、所々にある日本語訳がとても洗練されていて美しかった。翻訳家に興味があるものの学部が文系なため実務翻訳は難しいかなと思っていたが、勉強してみればいいとあって、翻訳家をよりめざしてみたくなった。

  • 武蔵野大学図書館OPACへ ⇒ https://opac.musashino-u.ac.jp/detail?bbid=1000153734

  • 翻訳には英語力だけでなく、いやむしろ国語力(日本語力)が重要だとわかる。また原著のジャンルに対する専門知識や訳書を読む対象の想定も必要。よく日本語訳が読みづらい書籍がある。これは翻訳者の専門知識や日本語表現力の欠如を示す顕著な例。

  • 翻訳学習者に、基本のスキルをわかりやすく教えてくれる。1項目が短いので、読みやすい。既に経験を積んでいる人には簡単すぎる内容なのかな、と思うけど。

  • 図書館の新着本。仕事で和訳する機会があったので、コツがいろいろ書かれていて参考になった。結局は翻訳も日本語力だと痛感。
    マーカザッカーバーグの、完璧を求めず、まず手を動かすこと!は納得!

  • 最初の方はあまりにもあたりまえで役に立たなかったが、5章は役に立つところがある。

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