スパイラル~推理の絆 15 (ガンガンコミックス)
- スクウェア・エニックス (2006年1月21日発売)
- Amazon.co.jp ・マンガ (251ページ)
- / ISBN・EAN: 9784757516052
感想・レビュー・書評
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絶望から希望へ。
この物語に教えられたことは本当にたくさんあって、出逢えてよかったなぁと思ってる。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
失踪した兄の影、ブレードチルドレンと呼ばれる子供、次々起こる事件。
主人公の武器は論理のみ。果たして論理は圧倒的な暴力に勝てるのか!
みたいな。
出版社の都合で延びたマンガの典型なのか、原作者と作画の能力の問題なのか。
私の六年半読み続けた上での感想を言います。
「いい年こいてワガママいってんじゃねーよっ」
………。
誰も理解してくれないから死にたいって?
そのために何人の、どれだけの犠牲者をだしたのさ?ありえないでしょ、清隆兄さん。
つか、原作者?
いや、なんか、説得力もなんにもなくて。
作品の根本なのにさ。そこが一番、不満でした。
後日談とかはよかったんですけどね。。
歩や火澄が、ブレードチルドレンが、生きる意味を探して必死に、ほんと必死に生きてて。
でも、そのブレードチルドレンの一人である浅月が、のんびり構えてて。
歩に、呪いなんて越えてやるよって軽くいった言葉がすごく強くて。
浅月の生き方、私は好きだなぁ。能力的にはわりと劣るんですけど、後半、ほんと強かった。
悲観的にならず、ちゃんと現実をみて、その上で楽観的でいた。
なんか色々書きましたけど私はこのマンガ好きです。欲を言うなら、もう少しテンポがよかったらよかったんですけどね。
歩の選んだ道があまりに悲しくて、泣きそうになりましたし。
ひよのにピアノを聞かせるシーンには心からうれしくなりましたし。
判断は人それぞれかもしれませんけど、ハッピーエンドなんだと私は思います。そう信じたい。
じゃなきゃ、悲しすぎるから。
歩くんが、絶望のなかにありながらも、幸せだったのだと。 -
"「あんた抜けてもいいんだぞ こんなきつい話に付き合うことはない」
「何言ってるんですか それじゃあハッピーエンドに付き合えないじゃないですか?」"
完結。
ヒロインに隠しがあるのはとても好き。 -
久しぶりに読みました。「推理の絆」とあるので殺人事件→解決と思われがちですが全くそんな話ではありません。
綺麗な絵と可愛いキャラクターからは想像できないようなグロくて救いのない絶望の話・・・ところどころにギャグもあってそれほど暗くないのですが終盤になるとしんどくなり、ラストまで読むと何とも言えない感覚になりました。けどそんな話がとてもおもしろい。 -
そういえば…こんな話だった…
ひよのはマジ…
ラストが好み。完全に救われたわけでもなく、というか。 -
最終巻
最後に歩は救われた気がするので良かった。
たまにふと読みたくなる作品 -
このスパイラルという漫画は大好きでしたが、最後が少し残念でした。
歩くんには幸せになって欲しかった…。
水野さんと城平さんのコンビが、また見られたら良いなと思っています。 -
最終巻のみ登録。
少年誌らしく推理ものと展開したのは最初だけで、あとは終始サスペンス展開という内容。設定はかなりむちゃくちゃですが、一気に読ませる位の展開はある。問題なのは理論で進める展開なのにやや理論が強引。破綻はしてないが、へ理屈に近い。
絵は丁寧でマンガチックで好みだが、この展開にあっているのかはよくわからないところ。少年誌には向いているが。
良作だと思います。 -
最後の巻がどこの本屋にもなく、アマゾンでも在庫無し、14巻まで買えて最終巻だけ買えないってどういう事よと思ったら、BK1で買えてほっとしました。最終的に裏切りの予想はしていましたが、ほぼ納得のラストに満足です。まぁ、無理っちゃ無理やりだけどなぁ
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ひよのの正体はなんとなく分かってたんですがいざ突きつけられると衝撃でした。ブレチルの問題は解決してないし、90%くらいのところで結末を迎えてしまった感じ。でも、希望を残すような、やさしいラストがとても好きです。歩とひよの一緒に幸せになれーって心から思います。
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今でも読み返しては号泣してます。
最後の歩の笑顔で読んでる自分も救われたような気がしてしまう。 -
連載をリアルタイムで読んでいて、ラストのあまりの(読者にとっての)しんどさに耐えられず封印してましたが、数年経って気紛れでふと本棚にあった全巻読み返してやっぱり号泣しました。が、時間を置いて少しは冷静になってみると、これは物語の最大にして最後の悲劇=主人公の死をここまで決定付けながら猶、その生にこそここまでの価値を与えた、やはり希望を描きたかった物語だったんだなと思いました。希望≠幸福、希望≠救済、よって救済≠幸福ではないと。★5つは傑作というより問題作、衝撃の度合いからの評価です。誰の目から見ても明らかに不幸でなきゃいけないから、迫り来る死の影を前にして、その限りある時間の中せっかく(ようやく)出逢えた寄り添い合えそうだった女性の手まで放さなきゃなんなかったとか、どんだけ……orz まあひよのさんの特殊な立場からして、八方丸く収まるハッピーエンドはやっぱり最初から無かったですよね。作為的なボーイ・ミーツ・ガールから始まっても、一緒に重ねた時間や築いた繫がりは嘘じゃなかったですし、最後作中で何度となく歩に問いかけられてた『こんなに絶望的な暗闇の中でも今のおまえを支えてくれるもの』っていうのの大部分はやっぱりそれだったんじゃないかと信じたいですが、確かなことは物語の中で彼はまだ生きていて、その全身で懸命に希望を体現している、伝えている、ということですよね。それだけでこの物語の意義は充分だったんじゃないかと思う。幸せになるために生きてるんじゃないってのはあまりにこちらをやるせなくさせる結論ですが、最終話の扉絵とひよのさんに向けられた歩の笑顔は、決して絶望だけを読者の胸に残すものではなかったですよね。あまりに奇麗だから、胸が詰まるものでした。うーんやっぱり読み返してよかったです。直視できずに放り出していたこの物語が、ようやく自分の中で終えられた印象でした。
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この巻がスパイラルの中で一番好きです。表紙も凄く好き。
確かにあの結末は残念なところもあるけど、それが今では一番綺麗な終わり方だったのかなと思います。
歩とひよののコンビが今でも大好きです! -
この巻がものすごく大好きです。こんな結末も、いいなと思いました。
全部知った後に読み返してみて、ひよのだった人と歩が並ぶのを見るとそれだけでもう胸が詰まる思いです。 -
これは泣いた
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運命の螺旋。神の論理を超えた、絆の選択。
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城平先生らしく、終わりは後味がいいのか悪いのか…
そんなところが好きです。 -
ひとつの大きな流れとして、スパイラルという漫画が好き。