ドラッグオンドラグーン3 ストーリーサイド (GAME NOVELS)

著者 :
  • スクウェア・エニックス
4.20
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本棚登録 : 48
感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (255ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784757544079

作品紹介・あらすじ

"契約""天使の教会""封印"は何時何処で生まれたのか?四人の使徒は何処から来て、五人の妹達は何処へ向かうのか?裏切りのウタウタイ・ゼロと竜がたどる新たな分岐とは?

感想・レビュー・書評

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  • シリーズ中、唯一未プレイのdod3。
    内容をまったく知らないまま、封印の女神が生れた理由だけが気になって読んでみた。

    妹達と戦う描写を読みながら、映像ではなく小説で良かったと思った。さすがにグロ過ぎるだ。

  •  ゲーム本編の主な出来事や流れを掴むにはいいが、複数でてくるキャラ一人ずつへの書き込みが薄いので、これだけを読んで楽しむのは難しいように思えた。

  •  DOD3の小説。辿る分岐は似ているようで微妙に異なる。
     ゲームだけでは分からなかった部分などが説明されており、ファンなら読んでもいいかなと。
     文章にもう一捻りの表現があれば満点でした。

  • こういってはなんだけど、ゲーム本編より設定資料集よりスッと入り込めて満足度も非常に高いです。

  • 単純にストーリーをノベライズしたものかと思ってたら、四つのストーリーを混ぜた感じだった。
    ラストはAエンドとBエンドを混ぜた感じだったかな。
    穴だらけだったゲームのストーリーを、完全とまではいかないけれど、なんとかサマになるように補完、繋げてあって、読み物としても楽しめたし、ゲーム中のシーンが蘇ってきた。
    でも、その後はよくわからなかったな。
    ゼロが死に、ウタの力を持つのはワン(弟)だけになって、契約という概念が生まれてDOD1に続いていくんだけど。
    Dエンドのその後が知りたかったから。

    でもまぁ、使徒はゼロが造ったとか、妹たちは元々ゼロの中にあったモノを象徴しているとか、ゲーム中には語られなかったこともわかった。
    でもまだまだ明かされない謎もたくさんあって、その辺はモヤモヤした。
    だからホントにいろいろ研究して自分なりの考察を立てなきゃいけない作品。

    でもやっぱり嫌いにはなれない作品。
    ゼロとミハイル、ゼロとミカエルの関係が好きなんだろうな。
    あとゼロの見た目が単純にタイプ笑
    ゼロは粗暴で雑でめんどくさがりだけど、それだけじゃない優しさや母性を持ってるから、嫌な感じしないし、罵詈雑言言われても純粋にゼロの事を信じてるミハイル、ミカエルもそうか、そこに絆を感じるし。

    ちゃんと完全な形で製品にしてくれたら個人的に最高のゲームになりえたんだけどなぁ。

  •  ゲームのノベライズとして上々かと。
     スクエニ作品の中でマイナーメジャー、かつユーザー置いてけぼりなカルトなシリーズであるDOD。
     シリーズ初の女性主人公を起用した三作目は何かと説明不足だったり、何か事前のイメージと違ったりで一部では酷評もされました。その意見もわかりますが、私としては突き抜けるだけ突き抜けた初代の再来として見ています。

     さて、この作品。
     ゲーム同様主人公がある目的から五人の"妹"達を殺して回ると言う実に簡潔明瞭な章仕立てになっています。
     構成としてはわかりやすく、ノベライズでは基本的には最初に辿るであろうルートを踏襲したこともあり、(理由はあるのですが)あまり掘り下げされることなく退場していくので良くも悪くも虚無感があります。
     あと、理由はちゃんと説明されるので置いてけぼり感はありません。
     
     と言うか、ミカエルのキャラクターはゲーム本編でちゃんと触れていてほしかった。
     何、このドラゴン。可愛過ぎでしょ。
     
     ゲームでは二周目、三周目と重ねていくことによって判明する裏事情をちゃんと盛り込んでいるのでゲーム自体の振り返りとして見るのもグーですね。
     おはなしとしては最初から決まりきった滅びへ向かっていくと言う性質が心の琴線に触れる方にはお勧めします。全体的に退廃的で一応旅しているはずなのに極小の世界で完結している印象があります。
     
     ゲーム本編が気になっていてこの小説にも収録されている(公式サイトで読めます)『終わりの雨と始まりの花』がお気に召した方は、ネタバレを気にされないなら一読をお勧めします。
     私の感触としては、この小説単体で悪意に満ちた世界観を堪能できるものの、主人公とその相棒ミハイルの物語を完遂するにはやはり悪意に満ちたゲームをクリアする必要があり、小説でネタバレ喰らったとは言え、ゲーム自体に支障を来すものではないと判断します。

     シリーズ全体の構造としては一種のループとなっていることもあり、その関係か初代に繋がる用語が出ていますが、こちらはあくまでおまけ要素と言った感です。
     
     基本的には既プレイ者か、初代を触れた方向けですが、未経験者相手でも一定の水準を持った小説としてちゃんと成立しています。
     ただ、あからさまに人を選ぶシリーズと言うことを最後、念を押しておきましょう。

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著者プロフィール

(えいしまじゅん)作家、小説家。

「2013年 『戦国BASARA3 片倉小十郎の章』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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