よなかのれいじにハーレムを! ! (2) (ガンガンコミックスJOKER)

  • スクウェア・エニックス
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  • Amazon.co.jp ・マンガ
  • / ISBN・EAN: 9784757559820

感想・レビュー・書評

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  • 本当に零時は温かみと優しさを持ち合わせた人間だと伝わってくる内容ばかり。これで今までぼっちキャラとして通してきたと言うなら彼はどれだけの人間関係構築を避けてきたのだろうと感じてしまう

    この巻では新ヒロインが二名追加。といってもその内一人の高円寺彩についてはあの幽霊がラブノートに記述した様子がないから、それほど推しというわけではないのだろうか?
    ただ、彩の快活さと誰とでも友だちになれそうな気さくさは零時が今後形成していく人間関係を考える上では重要になってきそうな気がするが
    ただ、そういった部分が今回は変態オヤジに捕まってしまう原因となったわけだが。平穏無事をモットーに掲げる零時は一時は関わろうとはしなかったのだけど、結局助けに行き変態オヤジに再犯しないように釘を刺す辺り、彼の人間性の良さが滲み出ている気がする
    ……それにしても彩がお金を欲していた理由がちょっとアレというか妙に現代的だったのは引いてしまったなぁ(笑)

    もうひとりの新ヒロインは大鳥居満月。……凄い名前
    誰もが憧れるようなハイスペックお嬢様で本人は親や周囲によって課される期待に沿って生きていく事に何の不満も持っていないように見える人物だった訳だけど……、本当はそうではなくて
    秘密を隠したいからって犯罪アイテムのような防犯グッズを最大限活用して零時を追い詰める手際のアグレッシブさには驚かされたな。それだけ彼女にとっては本当の望みより今の在り方を守り期待に答える方が大切だと思い込んでいたのだろうけど
    そんな満月に対して炸裂する零時の優しさと強さを感じさせる言葉は素晴らしいものばかり。満月の本当の望み、そしてゲームを楽しみたいという気持ちを引き出した零時は流石だね

    第7話では零時がここ最近で作り上げた人間関係がようやく形になる。第二図書室という静かな場所で展開されるそれらの遣り取りはこれまで積み上げられてきた優しさを感じさせると共に、これもう友達通り越してハーレムじゃん!と思わせる。男友達居ないのに、女の子の友達が何人も居るってどういう状況なんです…?
    ただ、それ以上に進むのが難しいのは事実でも有って。幽霊が望むのはハーレムを超えた子作り天国なんだけど、あのハーレム状態からどうやってそういう雰囲気に繋がっていくのかとなると手詰まり感が生じてしまう。
    だから状況打開のためにと幽霊は零時の人間性を知ろうとする。ここで改めてというか今更になって幽霊と零時の交流が描かれるのは意外だった

    零時と改めて触れ合ったことで彼と触れ合った少女たちと同じように零時の良さを知り、彼との触れ合いを何百年経っても忘れられない思い出だと感じてしまった幽霊。
    彼女はこのまま零時のハーレム計画を変わらず進めることが出来るのだろうか?

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