ドラゴンクエスト列伝 ロトの紋章~紋章を継ぐ者達へ~(33) (ヤングガンガンコミックス)
- スクウェア・エニックス (2019年8月24日発売)
- Amazon.co.jp ・マンガ (190ページ)
- / ISBN・EAN: 9784757562523
感想・レビュー・書評
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精霊ルビス、そしてゾーマの物語。愛、憧憬、大義、拒絶、嫉妬、絶望、後悔。
精霊と魔王。人知を超えた存在となり、世界を覆った二人が人間であった頃の物語。光と闇に置き換えられてしまう二つの存在であるけど、こうやって語られてきたのを見ると、勇者という大きな光の影に覆われて、否応なく隠されてしまったのだと思わざるを得ない。
光あるところに闇は現れる、というゾーマのセリフ。ルビスとゾーマの物語の後では、より深淵を覗き込んでしまった感じです。
DQ3の世界と、DQ2含むアレフガルドの世界の関係性が明かされた33巻。アリアハン大陸が崩壊したことで、自分たちの地図と同じくなったDQ3の地上。ギアガの大穴を封鎖することで、アレフガルドと隔絶し独立して存在する二つの世界。
現実と陸続きにするこの設定はいいです。わくわくする。
多分、アレフガルドは時間の進み方が違うという設定になるんじゃないかな。真Ⅳのトウキョウのような。アリアハン崩壊の意味がわかりました。
ルビスとゾーマ。ゾーマとクインゾルマ。結ばれなかった二人の結末は、勇者アルスと妖精ティーエでしゅうちゃくするのでしょう。
あのティーエがこんな存在になるとはねぇ。ルビスの後継という前作ラストでも驚きだったのに。
タイターンの針でゴーレム生み出してやっておしまい、の頃が懐かしい。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ミュシャ!
ではなく、ラスボスがいかにラスボスとなって、勇者たちと戦うのか、ドラクエじゃないと掘り下げられない話だよね。 -
ゾーマとは、ルビスとは。