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- / ISBN・EAN: 9784757565722
感想・レビュー・書評
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竜華との友達をかけた本気の勝負。竜華の無極天が「いつもまわりの人の気持ちを気にしとったから」という「ええ子の仮面」が生み出した能力だったのが切ない。しかも、その力を持っているがゆえに、怜を遠ざけようとしてしまっている。その全力の竜華を打ち破らなければ、麻雀の楽しさも友達でありたい気持ちも伝わらない。そこでついに怜に舞い降りた一巡先を視る能力。友達を守るために、未来を変える。麻雀だけじゃない、その意志の強さこそが竜華を変えたんだよね。
「怜ちゃんはいつでも『怜ちゃん』でいてくれる それが怜ちゃんの強さなんかな…」という言葉も好き。相手や状況によって態度を変えず、自分を持つって難しい。だからこそ、それができる人は気を許されるし、愛されるんだよね。二人がちゃんとした友達になれてよかった。ドラマをしっかり描いて読み応えのあるスピンオフだよね。
そして、小学生編は終わり、中学生編へと突入。再会したセーラが本格的に物語へ絡んできそうで楽しみ!詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
今度こそ本当の友達になるために対局する怜と竜華
ただ、極限まで集中した状態の竜華と他の3人には逆立ちしても覆しようのない実力の壁があるわけで
竜華が以前していたようにわざと手を抜いて他の3人に合わせる方がまだ建設的であるように見える。それなら竜華は3人と同じ目線で麻雀を楽しめるのだから
ただ、それでは竜華と怜の間にはしこりが残り続ける
その未来を回避するためには竜華に本気を出させるだけでなく、本気を出しても一人にはならないと思わせる必要がある。極限まで集中した状態の竜華に誰かが勝たないといけない
ここで怜の予知夢が活きてくる展開は良いね
怜の予知夢によって自分の思い違いを知った竜華。
多少はズルい方法があったとしても、それで竜華が絶望するしかない未来を変えられるなら友達への道の正攻法となる
笑顔を取り戻した竜華の表情はとても清々しい
これで怜は予知夢を自由自在に仕えるようになっていくかと思いきや、何だか妙な存在が登場したね
咲-Saki-シリーズは半ばファンタジーに片足突っ込んだような作品だけど、ここまで不思議な存在が登場したことってあんまりないような……
そして舞台は中学生編へ。といっても竜華を主としてあまり小学生には見えないメンツが多かったからあまり見た目的な変化はないのだけれど
それはともかくセーラがとんでもないことを言い出したよ……?