マジックユーザー TRPGで育てた魔法使いは異世界でも最強だった。 (1) (ガンガンコミックスUP!)
- スクウェア・エニックス (2020年7月7日発売)
- Amazon.co.jp ・マンガ (172ページ)
- / ISBN・EAN: 9784757567368
感想・レビュー・書評
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異世界チート系、原作未読。
コンピュータRPGをベースにした作品は結構ありますが、TRPGベースのもあるのか!?と思って読みました。
コンピュータRPGベースの作品に登場する「ステータスオープン」が気になる身としては、あらかじめ「キャラクターはTRPGが前提です」と解説のある本作品の方が好きです。
シナリオも「あ〜こんな感じ」と思いつつ読んでました。目的のないキャラクターには巻き込まれ型の始まりが良いよねとか。
そういえば、特に解説もなく台詞に 20D6 等の用語が出てくるところ、大丈夫なんですかね。
それから、転生する場面は状況説明に過ぎないのでサラッと読めば良いんですが…、脳内で思い浮かべた「自作キャラ設定」を読まれて再現されるとかえらい羞恥プレイだなと思いました…。
◎TRPGらしいところ
・主人公が「牢から脱出 or 身体防御」「村を助ける or 助けない」などの行動選択に迷うところ。TRPGの面白いとこですねー。
・ピンチの時にゲームマスターから「次はどうする?」と聞かれるイメージを思い浮かべるところ。
・モンスターと会話を試みようとするところ。(鬼語のスキルが必要なのでは。)
・巻末のキャラクターシート
HP66がすごい! とか、呪文リスト考えるの大変だったろうな…とか、火口袋や毛布、3メートルの棒がらしいなとか。見てると楽しいです。
(能力値に WIS があったので…。TRPGでは往々にして「キャラクターは賢い設定なのに、プレイヤーの行動選択がアホ」という状況が発生しますが、この作品ではどうなるでしょう)
◎作中ゲーム「D&B」システム予想
すごく蛇足ですが気になりました。
・成否判定は 2D10 の上方ロールかな?ダメージロールは 20D6 しか出てきてないです。すごい。
・ファンブルのペナルティが「魔法発動なし」だけなんて優しいシステムですね!
・召喚した鬼、知性レベルがちょっと高すぎと思いました。山賊を追い払うけど殺さないとか、手枷や錠をピンポイントで壊すとか、複数のコマンドを処理できるとか。
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