不徳のギルド(9) (ガンガンコミックス)

著者 : 河添太一

• スクウェア・エニックス (2022年3月11日発売)

作品紹介・あらすじ

そこのけそこのけ強者が通る!!!
メブキの街のエースであるキクルを始め、イバラの街上位ランカーや、コダマの街のエース候補が続々とコダマ山へと入山する。待ち受けるのは２匹のネームド!?法とモラルが崩壊する、生き残り合戦!!!狩猟エロコメディ、激化!!!

感想・レビュー・書評

[雑読者さんの感想 · 2023年7月10日]

　今回は1巻丸々ネームド戦と思いきや、イバラのエース、サラン・ブレイドが下衆野郎すぎて戦う羽目に陥りました。

　キクルが度々、火力が足りないとか一撃で倒す術が無い等と言ってはいましたが、マナが無くスキルが使えないと判明して驚きました。それでもエースになって、サラン・ブレイド相手にも勝てる辺りは流石だと思います。

　後半は漸く、マスラオウとの戦いになりましたが、今までのネームド戦よりかなり強そうでどう戦うのか次巻が楽しみです。

[myomyaさんの感想 · 2022年7月21日]

漫画喫茶で読みました。

ネームド戦。
コインが囚われていた女の子の冒険者を助けに入ったり、
コインの元にキクルが駆け付けたり、
サランがハナバタを囮にしてマスラオウから逃げたり、
ハナバタの元にキクルが駆け付けたり、
キクルがブチ切れてサランたちをボッコボコにしたり、
サンがブチ切れてラコブとズソーをボッコボコにしたり、
マスラオウ戦で次巻へ続く。

ぶっちゃけ、相手を煽って誘い出してからの撤退な時点で小者臭がハンパないぞ、サラン・ブレイド。
カミカイヒはまだ本能で行動ている感じだったけど、ナイトメアはだいぶ知性的な行動をしてたよね。
元種族の脳の大きさでネームドの賢さも飛躍的に違ってくるような気がする。
それらより更に脳が大きいであろう霊長類のネームドが、言語を操ったり知性的な行動をとるのは当然といえよう。
（ていうか昆虫系の魔物と鳥系の魔物では種が違うから、ネームドといっても全く違う性質な気もする。）

敵よりも、信用も信頼もできない味方の方が厄介なのはホントそう。
現実でも同盟国なのに戦術データリンクから外されているなんて言われるような国があるでしょ？
まぁ、それは信用以前に敵（もしくは内通・敵国との交渉材料に使われそう）として認識されているからかもしれないけど。

《人物》
サラン・ブレイド：
魔法戦士。
イバラの街の三流エース、精良のサラン。
魔戦技
コルド・アロウ：氷の矢を放つ。
ボルテ・ラノス：雷の槍で攻撃する。
ウィズ・マンテ：風の外套を纏って高速移動する（時速７０キロ）。
イグニ・ソルド：剣に炎を纏わせる。
グラウ・シルズ：土の壁を構築する。

ラコブ・ウデプシン：
イバラの街のエースの仲間。
戦士。
雑魚。

ズソー・コクマリ：
呪術師。
イバラの街のエースの仲間。
呪術
誘ノ指：対象を眠らせる。
縛ノ髪：髪で相手を拘束する。
返ノ人型：自分への状態異常を跳ね返す。
雑魚。

キクル・マダン：
狩人。
メブキの街のエース。
実は過去の事故により魔力がないのでスキルが使えない。
よって自力でスキル（っぽいもの）を発動している。
要はバケモノ。
たしかにスキルを使ってる描写がないので、どんなスキル持ってるんだろうなぁとは気になってた。
魔力による起動ではないのでパッシブスキルとなっており、下手に近づくと危険。
各師匠からオリジナルと区別するために零式と名付けられる。
隠密・零式：忍術の隠密っぽい技。
縮地・零式：忍術の隠密っぽい技。
刹那・零式：忍術の隠密っぽい技。
石火・零式：忍術の隠密っぽい技。
投擲術・零式：忍術の隠密っぽい技。
明鏡止水・零式：猟術の隠密っぽい技。
オリジナルは
忍術
隠密：気配を消す。
縮地：瞬間加速。
刹那：高速斬撃。
石火：敏捷性の底上げ。
投擲術：投擲の速度・命中精度を向上させる。
猟術
明鏡止水：動体視力・反射神経の底上げ。
ちなみに人間に反射神経という「神経」は存在しない。

クルるん：
基本的にそこにいるだけのピンクのアザラシ。
他のシリーズのマスコットのように物語に積極的に絡むことがほぼない。
ローラの変身にも絡まない。
もしくはキクルのこと（コイン命名）。

ハナぱい：
ハナバタのこと（コイン命名）。

ミヅキ・ムコン：
コダマの戦士。
２０歳。
コインに助けられた娘。
雑魚狩りで調子づいちゃってネームドに挑んで敗北。
でもねぶられても引きずらない性格なので問題ないらしい。

シズク・チョウチョウ：
コダマの白魔術師。
２０歳。
コインに助けられた娘。
この娘も引きずらない性格らしい。

レナコル・オーゴリ―：
コダマの黒魔術師。
２０歳。
イグニラ：炎系単体魔法（強）
挫折経験がないので慎重さに欠ける。
いまのところ裸要員でしかない。

ヒソミ・ジトマチ：
コダマの新人狩人。
１８歳。
猟術
毒蛇：毒の吹き矢。
腕力が無く弓が使えないので吹き矢で攻撃するらしい。
いまのところ裸要員２。

《魔物》
マスラオウ：
バイマシラのネームド個体。
総大猩（そうだいしょう）：魔物（同族以外も）を操る。
猴帝（こうてい）：自分よりマナ量の劣る相手からの魔力干渉を受けない。
猿魔羅闍（えんまらじゃ）：そもそもデカい個体が５倍になる（倍加の強化版）。
人語を操り、部下のバイマシラを使って組織的な行動もとれる。
キクルの殺気を感じて危険を回避する堅実さも持つ。
ハナバタに御執心。
セイテンと友達・・・だった？

セイテン：
フエテのネームド個体。
人語を操る。
逆にフエテの通常個体と意思疎通が出来ないので居場所がない。
なので人間と親しくなりたい。
サンの命の恩人。
エロくない。
贋外身（がんがいしん）：分身を作る。
真外身（しんがいしん）：分身を作るけど贋外身との違いは不明。
如意金爪（にょいこんそう）：爪攻撃。

ガンメン：
土に埋まっている魔物。
地雷？

《場所》
ラクヨウの滝：
コダマ山に存在する滝。