その着せ替え人形は恋をする(11) (ヤングガンガンコミックス)

著者 :
  • スクウェア・エニックス
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本棚登録 : 943
感想 : 13
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (184ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784757584259

作品紹介・あらすじ

…私コスプレを辞めるつもりでした
『棺』合わせでジュジュさまに、まさかのサプライズ!!ブラックロベリアコスに身を包んだ彼女の口から語られた言葉は…?旭が海夢を避ける“理由”もついに明かされ、物語は『冬コミ編』へ…!!

感想・レビュー・書評

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  • 大人なんだからしっかりしてって言ってくる子どもイヤだなw

  • 何か物を作り上げる過程や心情が丁寧に表現されていて自分も何か夢中になれるものが欲しくなる。好きなことがあるのって無敵。

    この漫画の中には架空の漫画が出てきて架空漫画の世界観がとても伝わってくるのがなんとも不思議な気持ちになる。架空なので読める訳ないけど読んだ気になる。架空漫画の作者の設定、インタビュー記事や思想も作りが綿密で着せ恋漫画を読んでるはずなのに別の漫画を読んでいるのかのような錯覚に陥る時がある。

  • ここでタイトル回収…!
    この本読むと元気出るなー。出ている人たちみんな好きなことをしているからだろうか。
    無理せず、嫌なことはしないでやりたいこと、好きなことに一直線な姿勢が見てて元気出てくるのかな。
    我慢するのだって好きなことのためだし、そういうのっていいな。

    そしてまさかのアキラさん!そうくるか笑
    クールな性格かと思わせといてそのギャップはキますねー
    ジュジュさまの発言に対してミヤコさんたち大人からのアドバイスは大人である私にも刺さりました…
    ここで言うコスのような、好きでいて良かったと胸を張れる趣味をやっていきたい。
    それには好きなことにブレーキかけてる場合じゃないな。

    前半は楽しく合わせやってたのに、いつの間にか五條くんのターンになって…その移り変わりが自然な流れでやっぱこの漫画好き。
    不自然に強引に展開するのもあるから、読んでて疲れない。次も気になる。

  • リアクションの分かりにくさや思わせぶりな箇所が増えてきており、元々あった良さが損なわれているように思う。エピソードを詰め込みすぎてピントがボケてるのに、そのどれもが中途半端なのは良くない。本当にこれが描きたいの?という印象。

  • ジュジュ様のブラックロベリアコスと、「棺」合わせの巻。
    物語的なポイントとしては、「好きなことをいつまで続けていいのか?」という問題意識と、ごじょーくんの物語が深掘りされる兆しが描かれたところでしょうか。
    ていうか、毎度作中作のディティールと射程が凄いですよねw

    ◆好きなことを続ける大人
    「大人めちゃくちゃ楽しいぞ!!」
    完全同意です。
    私はよく「なんのために生きているのか?」「何が自分にとって幸せなのか?」ということを考えるし、自分の答えを持っているし、そうでなくてはならないと思っています。
    結果として、今人生で一番幸せだなぁと思っている。
    多分、本作の連載が始まった時よりも、こういう「好きなことをする」という感覚がずっと一般的になっているんじゃないかなぁと肌で感じています。
    それに、まさにそうして楽しそうに生きている彼女たちを見ると、「これでいいんだ」という実存感が得られるんじゃないかと思いました。

    ◆アキラの真相
    実はむしろ好きでした、という話なわけですが。
    うーん、これについては、本作の内容的にそちらへ収束することはとてもとても納得感があるのだけど、ちょっと残念な気持ちも?
    久々にごじょーくんの「行動力…!!」を見れたのは良かったですw

    ◆ごじょーくんの物語
    本作はふたつの軸で出来ていると考えています。
    ひとつはまりんの物語。ラブコメですね。
    こちらが本巻で進展する……かも!? と思って読み始めたわけですが、冬コミ編へ先延ばしになったようです、いや、おあつらえ向きな舞台だなぁ。クリスマスも控えているし。

    そしてもうひとつが、ごじょーくんの物語。雛人形頭師になるという、夢の物語ですね。
    このごじょーくんの物語の前身で根幹となっているのが、幼少期に好きなものを否定されたことに対するトラウマの話。
    トラウマは、「好きなものを否定される怖さ」をまりんとの長い交流が、「男の子なのに雛人形を、という男女間の問題」をあまねくんの存在によって、ほぼほぼクリアされたと考えています。
    強いて言うなら、そのトラウマの元となっている「わっちゃん」とのエピソードが入れば完全クリアなのかな?

    そういう状況なので、個人的にはもうごじょーくんの物語は今後ほとんど展開しないのではないかとすら思っていました。
    頭師となる話は、「将来」の話となってくるため、卒業や進路のエピソードとなり、もっと物語終盤で語られると考えていたためです。
    しかしここで、ごじょーくんの物語、それも単純な技術の話でなく、「一目惚れさせる」というごじょーくんにとっての雛人形・頭師のコアとなるようなエピソードですよ。
    いやー、驚きと、「きたかー!」と興奮する気持ちです。

    ◆作中作
    アニメで作中作「烈!!」を見たとき、あまりに面白そうで、これ単体で作って欲しいとすら思いました。
    それで今度は「天命」ですよ。
    まぁ作中作で美味しいところだけ見せているからワクワクする、というのはあるとは思うんですが、どちらも作中作の射程が凄い。
    「サバこま」とかはむしろかなり浅めの射程で作られているとは思います。
    対して「烈!!」は魔法少女物で、これは基本的に「いつか卒業するもの」という文脈が含まれていると。(大人プリキュアがどうとかも聞きますが……。プリキュアは見れてないんだよなぁ……)
    それが本巻にもかかっている。
    そして「天命」は、本巻で描かれている通り、作り手のところまで射程が伸びている(多分それだけじゃないんだろうなぁとも思いつつ)。
    あと、まりんは馬鹿っぽくて本人はわかってない感じですが、そのくせいいとこついてる系の人だとも思うんですよね。
    なので、色々と続きが楽しみです。

    ◆タイトル回収
    「ビスク・ドール」に触れられたし、ごじょーくんの夢のコアの話に入っていきそうだし、まりんの告白の話まで次エピソードへ収束していく感じだし……。
    つまり、その着せ替え人形は恋をする、ってことですよね。
    終わっ……ちゃう……?
    物語の結論は確認したいけど、ここだけちょっと不安です。

  • 本来の自分とは似て非なる、そして背伸びをしたコスをした紗寿叶。何時にない緊張した様子や心寿の褒め言葉に安堵する姿は彼女がブラックロベリアのコスを渇望していた心を反映しているようでこちらまで微笑ましくなる

    そんな満足にコス出来た彼女が語る「コスプレを続ける事への迷い」
    コス歴の長い先輩との絡みが生じた事で抱けるようになった未来への展望。今回のエピソードは紗寿叶に新しいコスの遣り方を教えるだけに留まらず希望を与えるものになっていたね
    …ここで前回披露された「コスプレで助かる命がある」なんてギャグ台詞が大真面目な意味を持ってくるとは…(笑) 確かに趣味や好きな事が人生を豊かにするけどさ。生命維持とは(笑)


    そして82話から始まる『棺』合わせ。コスプレが完璧すぎて誰が誰だかちょくちょく判らなくなりそうになりながらも、それだけ『棺』の世界観を顕現できているのだとも感じられるね
    ただ、そうなると雰囲気も抜群に出るわけで。徐々に引き気味になっていく紗寿叶の様子が……!

    ていうか、他のメンバーはあの猟奇的雰囲気とか割と大丈夫な感じなんだ……
    あれって紗寿叶で無くてもビビってしまいそうな気もするけども。血糊全開のケーキ、臓物たっぷりのスープとか気絶モノ……

    ただ、どうやら紗寿叶は撮影を最後まで完遂できたようで。これも全ては妹のためか…
    前々から妹には弱いタイプである点は描かれてきたけど、自分にとって大の苦手要素を前にしても遣り遂げるなんて最早プロだよ。姉のプロだよ……

    また、9巻から示唆されていたアキラが海夢を避けている理由。シリアスなものじゃないなんて流石に予想できないって……(笑) 一瞬にして空気が変わるアキラはキャラチェンジでもしましたか?
    ただ、まあ色々と我慢してきた半生だからこそ、我慢出来ないくらいの好きを前にしてしまうと人格崩壊してしまうということ…なのかな…?
    それを当たり前に受け容れる海夢の度量凄い……


    そして次の目標は冬コミですか
    海夢が本気で好きといい、新菜が造形で挑戦する事になった天使様ハニエル
    どうやら作品の方は随分と重いというか、中途半端なんてものじゃない力作のようで
    なら作者だけでなく読者のこだわりも凄いと予想される。半端なコスなんて許されない

    海夢が此処最近考えている告白、ハニエルの命題である「愛の証明」、そして遂に作中に現れた「ビスク・ドール」の文字
    物語が佳境を迎えていると察せられるだけにこの難題を新菜がどうクリアするのか楽しみで仕方ないよ

  • 今回はコスプレテーマがあれだったのと展開がちょっと刺さらなくてうーんってカンジだった。もう少し可愛げがほしかった。

  • ついに二人の関係が進展するかと思ったら、男の子の心に火が付いちゃった。しかしまさかここからタイトル回収するとは。エンディングへの道筋が出来てしまった気がする。

  • 最新刊も最高でした、推しを遠ざけたい気持ち…わかる……!!!大人はわりとすぐガチ泣きするから…!

  • このマンガを読むと泣きながら笑ったりして、
    自分で自分の感情がよく分からなくなります。
    今回もジュジュサマがすごくお姉ちゃんしてたり、
    涼香さんの「好きでやりたいならいくつになっても続けていいし
    始めてもいいんだよ」ってセリフが良かったです。
    アキラさんが本性を出してしまうと、急に推し武道感が強くなりますね。

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