新校注 伊勢物語

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  • Amazon.co.jp ・本 (179ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784757607958

作品紹介・あらすじ

我が国の古典文学の中で、『伊勢物語』ほど、多くの読者に愛され親しまれた作品はない。清少納言や紫式部もこれをこよなく愛していたようであるし、鎌倉・室町時代の古写本が最も多く残っているのも、また江戸時代に木板本として上梓されることが最も多かったのも、『伊勢物語』だったのである。
 こんな『伊勢物語』を、声に出してゆっくりと読んでみることは現代の日本人に与えられた至宝の時間であると言ってよかろう。
〈本書の特徴〉
一、藤原定家天福二年書写本に代表される通行の『伊勢物語』百二十五章段に、ある時期の『伊勢物語』の本文と認められる十九章段を加えて本文とし、頭注に語釈や和歌の他出などを掲出した。百二十五章段の本文は、『伊勢物語全読解』(和泉書院刊)と同じく、学習院大学日本語日本文学科蔵本を底本とした。
一、本文には章段番号を付し、段落を整え、句読点・清濁・会話を表示し、適宜漢字をあてた。仮名は、歴史的仮名遣いとし底本の用字は本文の右傍に付記した。
一、他に勘物と奥書、解題、関係系図、関係年表、和歌各句索引、語彙索引を付した。

著者プロフィール

1931年生まれ。京都大学大学院博士課程単位取得。大阪女子大学名誉教授。主要著書『伊勢物語の研究〔資料編〕』(明治書院)、『伊勢物語の新研究』(明治書院)、『源氏物語以前』(笠間書院)など。

「2023年 『最福寺本 伊勢物語 影印と翻刻』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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