超妹大戦シスマゲドン (1) (ファミ通文庫)

著者 :
  • エンターブレイン
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感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (307ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784757725515

作品紹介・あらすじ

天呼ぶ地呼ぶ兄が呼ぶ、あれはぼくらの妹だ!!操縦者の妹を無敵の超人に変える"妹コントローラー"を手にしたサトルとソラの烏山兄妹は、秘密結社"プリオン"と特務機関"COMP"の、世界の命運を賭けた妹戦争に否応なく巻き込まれていく…!ドリル、触手、ミサイルなど恐るべきチャームポイントを備えた超妹たちの挑戦!たたかえ負けるな妹よ!!ファミ通文庫初登場、奇才・古橋秀之の燃え燃えバトル妹ストーリー第一弾、ここに発進。

感想・レビュー・書評

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  • (1, 2 巻共通)
    2 冊まとめて。
    タイトルから想像できるような内容です、と言ってしまいたいのですが、何も想像できませんね?(^^;
    兄が妹のチョーカーを通してコントローラでリモートコントロールし、対戦格闘のようなものをする、って書いていて何も説明できていない気が。(^^;
    いや、正しいことを書いているんだけれど、それが中心じゃないというか。(^^;
    いろいろなジャンルから持ってきたパロディが方々にちりばめられていて、それで最後に読み終わると平井あたりの古いジュブナイルを思い出すような内容。
    作者も何をやり出すのかと思ったけれど、全体的にはさすがこの作者って感じでしたね。
    ま、誰にでも勧められる本では全くありませんけど。
    ところどころ、クトゥルフパロディをはじめとする黒いところがあるので、読むにはそっちの覚悟も必要ですね。

  • 題名とイラストがとてつもなく地雷臭がするが、これは怪作。全二巻。

    ハードで骨太の魅力的なホラ話を書ける作家が、フルスロットルでオタク文化の妹萌えをつかってやりたい放題やるとどういうことが起きるのか……

    ふとした事で「妹コントローラー(略してイモコン)」を手に入れた兄は、強大なパワーを出せるようになった妹を操り、他のイモコンを所有する兄妹たちと武闘大会を戦う。しかし大会には敵対する悪の組織の影が忍び寄る……

    真面目な人は激怒必至。ネットの紹介で筋を読んだが何のことだかサッパリわからん。SFバカ話です。往年の筒井康隆の才気を連想した。47人の妹を率いての討ち入りとか思いつかねえよ。108人の……*P197参照 とか。
    あとサブカルの引用がさんざん使われてます。しかし、「いあいあ しすたぁ」って……
    延々と全力疾走している感じで読んでいて疲れてきた。思うにそれはこの作家の言語感覚の威力の利点であり欠点であるのかと…… 
    一本調子に思えてうーん、と頭を捻ったが終わりごろに無理やり驚愕の盛り上がり。壮大なスケールで閉めてしまった。
    いやあ、これはOVAでアニメ化してたらカルトな作品となっていたろうに。

  • 自分の妹を「妹コントローラー(イモートロン・システム)」で、自由自在に操る妹使い(=兄)が、超妹バトルを繰り広げられるというバカバカしい設定。しかし、ある年齢以上の読者に、あるものを思い出します。

    それは、20世紀の「週刊少年ジャンプ」!!

    「キン肉マン」「魁!!男塾」「ドラゴンボール」などなど。

    ストーリーに矛盾があったり、初期設定を無視した展開が起きたり、いまのジャンプに比べると、かなりテキトーな部分があるけど、それでも、「こまけえ事はいいんだよ」とばかりに、毎週少年少女(それ以上の年齢の読者も)を熱狂させた、20世紀の「週刊少年ジャンプ」。
    いろいろ熱くて、テキトーで、そして過剰だった「週刊少年ジャンプ」の愛のあるオマージュが、この「シスマゲドン」にはあります!!

    なんというか、日本の柔術は柔道となりスポーツ化され実践性を失ったけど、実践武術としての柔術がブラジルにグレイシー柔術として残ってたみたいに、いまのジャンプにはない過剰さが、ライトノベルで蘇ったように思えます。

    民明書房の本を手に入れるために書店巡りをした人、手の甲に五本の鉛筆をセロテープで貼りつけて「スクリュー・ドライバー」と叫んだ人、そういう人に「シスマゲドン」は、オススメです!!

  • ラノベ界の大御所古橋先生が描く渾身のギャグ。
    ギャグでしかない戦闘の描写がガチすぎたり、敵妹がクトゥルフ系だったりツッコミ所満載。

  • 古橋さん何やってんの(笑)

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著者プロフィール

第2回電撃ゲーム小説大賞<大賞>受賞。『ブラックロッド』(電撃文庫)でデビュー。著書多数。

「2017年 『ある日、爆弾がおちてきて 【新装版】』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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