桜井政博のゲームについて思うこと 2巻 (ファミ通BOOKS)

著者 :
  • エンターブレイン
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  • Amazon.co.jp ・本 (151ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784757727700

作品紹介・あらすじ

『スマブラ』とか『メテオス』とか『そだてて!甲虫王者ムシキング』とか、ゲーム作った人が書きました。週刊ファミ通で大好評中のコラム1年分+アルファを収録。

感想・レビュー・書評

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  • 何度も読み返している愛読書の一つです。ゲームの奥深さが柔らかい口調で語られていていいです。時代が経ってみると、当時の空気感も伝わってくるのも魅力的。

  • 冒頭の桜井さんの企画書やゲーム性(リスクとリターン)のスライドを見ることができただけで、本書の価値はすごく高い。

    リスクとリターンの話はぐぐるとスライド付きの記事が出てくるので気になった方はぜひ。

    モンスターハンターを作った船水さんとの会話のふとした一言から世界規模でのオンライン通信になると理論上最速の光速でも限界があると気づく話もすごく興味深かった。

  • ゲームの裏話に留まらず、プロジェクト開発のヒントを学べる本。また、これまで遊んできたゲームをコンセプトレベルで理解しようとする思考が訓練できる。根本を振り返る思考訓練は、実際の業務でも活かしていきたい姿勢。

  • 純粋に前作と地続きのものとして読んだ。まったくぶれない桜井さんの考え方がはしばしに感じられる、まじめで誠実な、でも少しおどけた文章が心地いい。子供や読書に慣れていない若い人でも読みやすいと思うので、将来ものづくりに携わりたい学生にはぜひ読んでみてほしい。技術ではなく、もっと根元の考え方がきっと参考になる。

  • 「カービィ」や「スマッシュブラザーズ」の生みの親である桜井さんのコラム集。僕の尊敬する人のひとり。
    こんなに活躍してるのにまだお若い。
    カービィを作ったのが、今の僕よりも若い時だったなんて信じられない…。

    この人はとにかく毎日、ゲームのこととか面白いこととか考えてるみたい。
    常におもしろいもの、ワクワクするものを探しているんだなぁー。
    この人からカービィのようなキャラが生まれてきたのも納得出来る^^

    これからのゲーム業界のことも、ものすごく真剣に考えてらっしゃる。
    こういう人が増えたら、もっとゲーム業界がいい方向に向かっていくだろうなぁ~。

  • ゲームデザインに関する考え方に関しては、相変わらず、再認識させられたり、目から鱗が落ちるものが多い。
    ただ、本書と直接関係ないが、日本のゲーム業界は、制作のパイプラインに関しては、海外にかなり遅れを取っていると思われるので、この本書のような考えをより効果的に生かすためにも、もう少し制作パイプラインの方も何とかならない物かと、改めて考えさせられもする...。

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著者プロフィール

桜井 政博(さくらい まさひろ)
1970年生まれ。株式会社プロジェクトソラ代表、ゲームデザイナー/ゲームディレクター。
HAL研究所に入社し、22歳で初のディレクターを務めたゲームボーイソフト『星のカービィ』で大ヒットし、シリーズ製作に関わる。『大乱闘スマッシュブラザーズ』で製作と販促を努め、こちらも世界的な大ヒット作に。任天堂シリーズの各キャラクターが日本国外でより知られるきっかけにもなった。
2003年HAL研究所を退社。フリーのクリエイターを経て、2009年任天堂の子会社である新会社『プロジェクトソラ』のディレクターに就任。2015年には『日本ゲーム大賞』で「経済産業大臣賞」を受賞した。

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