創立!? 三ツ星生徒会2 それから恋3は加速した (ファミ通文庫 さ 3-6-2)

著者 : 佐々原史緒

• エンターブレイン (2009年3月30日発売)

作品紹介・あらすじ

大団円で幕を閉じたスタフェスの後、なんとまどかと鳥越の両方から、"向坂水穂"=自分+金魚(神)へ告白を受けた恵。っていうかアノ時性別不明なんですけど!?と悩む時間もないままに、次なるミッションは林間学校の成功。しかし、元・ホシ一生徒会の仲間からは合同生徒会への参加を渋られ、まどか・鳥越+陽菜から「水穂さんも連れてきてほしい」という超難題までお願いされて!?ヤだけど助けて水穂さまー!多重三角関係ラブコメ、怒濤の第2巻。

感想・レビュー・書評

[中山バスターさんの感想 · 2011年9月13日]

とにかく普通。
恋愛模様を描こうとしているのですけど、心の移り変わりとか表現があんまり描かれていないのでなんとも盛り上がりがない。
ヤマもなし、オチもなしの普通の学生生活を描いているだけという印象です。

☆３つにしたのは絵師がよいのと最後まで読めたのを評価してるというところですね。

[二次元研究所さんの感想 · 2012年7月19日]

9784757747708　277ｐ　2009・4・10　初版

[永杜さんの感想 · 2012年4月21日]

男性とも女性とも思われている、合体した姿の主人公。
むしろ面倒にしかなっていない状態ですが
好きな子のために、少々の無理を飲んでしまって
また色々となっちゃった状態に。

今回のイベントはお泊り企画。
本拠地（？）からどうやって連れて行くかと思いきや
もう捨て身ですね…可哀想に、という気がします。
そして色々自分でドジっ子ぶりを喋ってしまっている某生徒会長。
……この人の発言は、ちょっと面白いです。
ここまで色々しちゃったんだ、という状態が（笑）

しかし、何がつまらない…というか今回あまり読む気がなかったのは
最後になって、そうか、と気が付いたり。
好きな子のため、とはいえ、そのお願いを聞いて
後をどうするか考えてない状態なのは…いかがなものかと。
というよりも、お願いしておいて、おろおろしたり笑っているだけで
何のフォローもしないこれのどこが好きなのか…。
唯一、同じものが見えるから？　とかですか？？

あとがきの、浴衣に着いての話に納得でした。
確かに現実では見ない格好だ～と思ってましたら
そんな切実な理由があるとは。

著者プロフィール

佐々原　史緒 Shio Sasahara
職業／作家。
ライトノベル、キャラクター文芸を主に執筆。共著近刊に『社畜怪談』（竹書房）、ホラー作品は「1/2アンデッド」シリーズ『死神少女と1/2アンデッド』（エンターブレイン）など。仕事のお供はほうじ茶、趣味はサッカー観戦とポタリング。

「2022年 『職罪怪談』 で使われていた紹介文から引用しています。」