Persona スノークイーン (ファミ通文庫 P 7-3-1 SPECIAL STORY)

著者 : 藤原健市

• エンターブレイン (2009年6月29日発売)

作品紹介・あらすじ

聖エルミン学園では、未来の自分が見えるという「ペルソナ様遊び」が流行していた。ある日教室で稲葉や上杉たちが「ペルソナ様」を喚び出す様子を、南条とゆきのは冷めた目で見ていた。だが呪いを唱えると、白く光る少女が現れ「助けて…」と呟いた-その瞬間雷鳴が轟き、一同は雷に襲われて気を失った!悪魔の跋扈する異界と化した世界で「ペルソナ」の力に目覚めた少年少女たちの、戦いと友情の冒険が始まる!不朽の名作、ノベライズで再臨。

感想・レビュー・書評

[藤さんの感想 · 2012年1月18日]

ペルソナのスノークイーン編ノベライズ本。
何に一番衝撃を受けたかというと、ゲームではあんなに苦戦させられたスノークイーン編が結構あっさりと、しかもさくさく進んでいくこと（笑）
特にPS版のスノークイーン編の難易度の高さに泣かされたプレイヤーは多いと思うが、ちょっと肩透かしをくらった気分だ。
主人公がこのノベライズの設定上不在である代わりに南条くんがリーダー役を務めていて、賛否両論あると思うが個人的には面白い切り口としてなかなか楽しく読めた。
お固い南条くんと、ギャルのアヤセのどうしてもぶつかり合ってしまうやり取りが様々なところでストーリーを動かすことが多く、アヤセ好きとしては嬉しい。
ただ、原作のゆきのさんとアヤセの仲良し設定が生かされていないのが少し残念といえば残念かも。

[ふかみさんの感想 · 2009年7月10日]

ノベライズといっても、タイトルから判るとおり、雪の女王編がベース。
主人公については一言も触れてないところがポイントですが（笑）南条くん好きにはお薦めかも。