きみが死ぬまで恋をしたい(5) (百合姫コミックス)

著者 :
  • 一迅社
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本棚登録 : 157
感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (163ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784758023993

感想・レビュー・書評

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  • 少しでも作者様の支えになろうと、公式が出している動画を1日10回以上は観てます。友人に百合好きの子がいるので、今度貸すために全巻購入しようと思います。この方の絵はとても癒されますし、絵から優しさが伝わってくるので、読んでいてとても幸福感があります。どうか映像化してほしいので、連載の方も追うことにしようと思います。もしまだ読んでいない方がいたら、是非連載の方を読んでから購入してほしいです。

  • この巻読むたび包装付きのキャンディが食べたくなる。

  •  シーナがミミの支えになりたいと考え魔法の練習に励む一方、ミミはミミでシーナや他の皆んなが死なない様に命を賭して戦場で戦っていて、お互いに相手の事を思っている姿が良かったです。お互いを案じているからこそ、無理をしている姿を見ていられず心配になり止めたくなってしまう、人間関係の難しさが表れていて、喧嘩してしまった時はハラハラしました。



     一方で、アリがセイランが居ない生活を受け入れ難く思い、皆んなから心配されエスタ先輩からも励まされつつ中々乗り越えられないのは、それだけセイランの事を深く思っていたからなのだと感じ、哀しくなりました。
     それでも、同じ様な気持ちを共有出来るエスタ先輩と会えた事でアリが少しでも前を向けると良いと思いました。

  • ミミと共に在ると決めたシーナ、てっきりシーナの方に受難が降りかかると思っていただけに変わり始めたシーナにミミが焦れてくる展開は少し予想外だった
    シーナの変貌には苦手だった戦いに対し前向きになる姿勢も含まれる。ただ、これは独りで戦いに身を投じてきたミミの意に反することになるのか……

    別にミミは皆を守る為という理由だけで積極的に戦ってきたわけではないのだろうけど、シーナという大切な人と巡り会えた事で守る対象が明確になった。だというのにその対象が自分から戦いに近づこうとしている…。これはミミにとって納得が難しい状況
    戦場の汚れを全て引き受けるかのような姿勢は彼女が元々持っているメンタリティを背景にしているとは言え、一方でシーナにとっても納得が難しいよなぁ……

    互いが互いの為を思ってぶつかり合ってしまえばどちらかが折れないと再び隣り合う事は難しい
    これまでも意思疎通に失敗する事は幾度か有った二人だけど、ここまで本格的にぶつかったのは初めてだね

    そんなミミを受け止める役目はアリ、シーナはオミに託されますか
    セイランを失った時、一度は泣けたけどそれ以降は静かな表情が多いアリ。その内面は計り知れない部分が多いけど、だからこそ冷静過ぎる一面があって結果的にミミの我儘と見えていないものを教える一助となったようで
    また、教師として生徒達を俯瞰的に見ているオミはだからこそ教師としての答えではなく、ミミとシーナが手にすべき答えへ誘導しているね
    ミミとシーナによる問答だけではぶつかりあったまま変わらない、ワンクッションが必要になる。一呼吸置いたから謝る事が出来て、譲れない部分は変わらないけれど譲れないからこそ自分たちの望む未来を言葉を尽くして相手に教える必要があって
    その時響いた小さな鼓動、そしてミミの願い。この約束はいつまで守られるのだろうかとつい不安になってしまう……


    ミミとシーナの二人とは別の場所で展開されるアリとエスタの会話。大切な繋がりをポロポロと失ってしまった同士だからミミ達相手とは別種の会話を行えるのかな

    好きな人と一緒に戦いつつ好きな人を失ったエスタ
    好きな人を送り出し好きな人を失ったアリ
    同じ境遇だけど、繊細な部分は異なる二人。完全に同調できるわけじゃないから会話が必要となる。そうすれば失い空いたままの穴を優しく埋める、もしくはそれを大切に出来る何かを手に出来るのかもしれないね


    そういや、中盤で軽く触れられていたけど、シーナの元同室の子も戦場で亡くなっているんだっけ
    あんまりにも序盤の出来事だったから印象が薄かったけど、こうして物語が進み、それでも14クラスから戦場へ行く者が少ない現状を思うと元同室の子はどれだけの強さを持っていて、それを間近で見せられたシーナにどのような影響があったのだろうかと想像してしまう

  • 確信しました。この百合漫画はとても素晴らしいです。

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著者プロフィール

「あなたの世界で終わりたい」(発行:一迅社)「あの子に優しい世界がいい」(発行:一迅社)

「2017年 『獄都事変3 』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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