宝石姫は微笑まない。 (一迅社文庫アイリス)

著者 :
  • 一迅社
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本棚登録 : 83
感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (284ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784758041706

作品紹介・あらすじ

ルディーン王国の王族は、石の声を聞き石の花を咲かせることができる-。前国王の血を引くファーラは、追っ手の目を逃れ寒村で身分を隠し暮らしていた。そんなある日、彼女の前に2人の傭兵が現れる。隣国の王子である許婚の元に彼女を送り届ける密命を受けた彼らと、ファーラは旅立つことになるが…。無口な大剣使い・ダリオンとクセのある性格の剣士・セルツァ。孤高の姫君と2人の傭兵が織りなす宝石ラブファンタジー開幕。

感想・レビュー・書評

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  • 国を追われた姫を隣国の女王に依頼されて迎えに行く傭兵二人とその姫の話。

    身分の差とか過去の闇とか王道なストーリー。
    しかし姫の感情の変化ばかりで相手の傭兵がどこで姫に惹かれたのか分からない…もう少し彼の心情を掘り下げて欲しかった。


    相方がカッコ良い。優男だけど相棒想いだし女性に優しく気遣いできる。

  • 前国王の娘だとばれないように、愚鈍なふりをして
    村で潜んでいた。
    そんな彼女の前にやってきたのは、『傭兵』と
    思えないような傭兵2人組だった。

    なんかこう…色々とお約束がつぎ込まれています。
    そして恋に落ちるのはやはりこっちか、と
    分かりやすい人数の少なさ(笑)
    向かっている最中、とにかく危機が大量。
    己の『生』を全うしようとするお姫様と
    硬い箱に理性を入れた『傭兵』の2人。
    なんかもう…にやにやしてしまいます。

    これだけの根性出して、それでも『生』を
    突き進もうとするお姫様。
    隣国について一安心(?)と思ったら…。
    何でしょう、普段無口の輩がこうなると
    非常に砂吐き甘々です。
    恐るべし糖分!!

    しかし、間に挟まれた彼は、ある意味大変そうです。

  • 本宮ことはさんの作品だったんで、買ってみました。
    父王の兄によって、家族を皆殺しにされて、潜伏生活を送るファーラ。イラストもそれほど悪い感じじゃなかったんで、ものすごい変装?をしてるのには、なかなか気付きませんでした。それほどスゴイのに、泉の水だけで落ちるのかな?っていう疑問はありました・・・。

    隣国の王妃である叔母から遣わされた2人の傭兵。でも元は上流階級の出のようで、特にセルツァがいい味を出してます。優男だけど、気配りもできてて、かっこいいです。

    一方ダリオンは無口でぶっきらぼうで、でも真面目。彼とファーラがくっつくんだろうなぁとは最初から分かってはいましたけど、ちょっとダリオンがファーラに惹かれるのがよく分からなかったです。なんとなくセルツァに「好きだろ」と言われ続けて暗示にかかったんじゃって思いました(笑)

    苦労の末にたどりついた王宮で、叔母と再会のシーンは、ちょっとあっさりしすぎていたかなぁ。叔母も婚約者も分かりやすい悪人でしたけど、ちょっと物足りない感じがしました。

    最後、ファーラにプロポーズするダリオンは、これまでとはうって変わって饒舌だったのも意外です。

  • タイトルと内容のズレを若干感じました。
    物語のアイデアは面白いと思いましたが、特に印象に残るような出来事があまりなく、さらーっと終わって少し物足りなかったです。

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