シンデレラの姉上 (メリッサ)

著者 :
  • 一迅社
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本棚登録 : 33
感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・本 (277ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784758047203

作品紹介・あらすじ

あるところにそれはそれは美しい、シンデレラという娘がおりました。義姉たちに虐められていたシンデレラは、お城の舞踏会で王子様に見染められ、幸せになりました。-しかし、残された義姉は今どうしているのでしょう?社交界からも遠のき、ひっそり暮らしていたイリーナの前に現れたのは、傲慢で冷徹な伯爵で-プライドが高く、素直になれないシンデレラの義姉のその後を描いた、童話ifラブロマンス!

感想・レビュー・書評

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  • 作家さん買いですが高いので買おうかどうしようか迷ってました。でも買って良かったです。
    主人公はシンデレラを苛めていた姉イリーナ。シンデレラが王子様と結婚した後、その姉はどうしていたのか?という始まり方。
    結婚相手に選んで欲しいと様々な努力をしたが王子様は嫌っている義理の妹を選んだ。社交界での目的を失い森の奥の寂れた屋敷で1人怠惰な生活を送るイリーナ。そんなイリーナの前に現れたお金持ちで美形、だけど傲慢で冷徹な伯爵ウェルナー。ウェルナーは何故かイリーナに興味を持ち、嫌味を言いながらも彼女に接近してくる。一人静かに余生を過ごそうとしていたイリーナだったがウェルナーのせいで毎日怒ってばかり。自分を苛めながらも何故か優しくしてくるウェルナーに素直になれないイリーナだったが・・・。
    おおざっぱに言うと、素直になれない性格のイリーナが周りの人たちの優しさとウェルナーの捻くれた愛で少しずつ幸せになっていく話(笑)イリーナはウェルナーの愛に負けたのでしょうww色んな意味で。あとイリーナはシンデレラである妹ファルレニアのことは生理的に受け付けなかったという結果でいいんですよね?(笑)まぁ、彼女はお城で幸せになっていると思うし、イリーナはウェルナーが愛しくて愛しくて閉じ込めたいぐらいに愛すと思うので心配いらないと思いました(笑)

  • おもしろかった。

  • この作家さんの書かれるヒロインがすごく好きです。
    適齢期を過ぎていて達観している貴族の女性で、教養がありプライドが高くて、でも純情という。

    今回のイリーナも素晴らしい女性で、誇り高く、けれど不器用なヒロインでした。
    そんな彼女に感情移入してしまい、序盤から泣きっぱなしで読みました。

    ウェルナーは最低で最高の男でした。だがそこがいい。
    強いて言うならば、彼がもう少しだけイリーナに対する感情を言葉にしてくれたなら、読者もイリーナももっと幸せになれたと思うのですが…!
    なんだかんだいってウェルナーもイリーナに翻弄されているというのがとてもよかったです。

  • きらいじゃなかったー!

    周囲が自分をどう見てるか自覚してる、
    その上で、義妹をきらいな自分を認める、
    何かに妥協したり、合わせることで
    そんな自分をきらいになるくらいなら
    自分の感情は認めて、進むべき道、在り方も
    自分で決定していく強さ、
    私は好きだったな!
    鎧系女子が大好物なので!

    ただ。ウェルナーの言葉が足りなすぎてイライラ。
    そりゃイリーナだって、傷つきたくないから更に武装しますよ。逃げますよ。自分を守るために。

    屋敷の使用人にしてもミラージュにしても、出会った人がイリーナに惹かれていくのが温かくてよかった。
    イリーナには幸せになってほしいですね(^.^)

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著者プロフィール



「2021年 『成り上がり陛下に閨の手解き(仮)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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