恋と悪魔と黙示録 身代わり王子とラプンツェルの花の塔 (一迅社文庫アイリス)
- 一迅社 (2016年3月19日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (318ページ)
- / ISBN・EAN: 9784758048095
作品紹介・あらすじ
「ぼくの運命は、あなたなんですから」神魔アガルと契約し"名もなき悪魔"の生態を解明する朔使となったレジナ。魔王マグラシスから彼女を救うために払われた代償は、ヴィネト卿の"命"だった。朔使総帥に保護されたレジナだったが、そこで待っていたのは、意外な人物との再会で-!?人と悪魔、その狭間で揺れるレジナは、恋人となったアガルへの想いを秘めたままある決心をして…
感想・レビュー・書評
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本編が鞭展開のときに添えられる詫びほっこり番外編、余計に辛くなることない……? でも愛されヴィネトありがとうございます。
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まったりした展開から一転、前の巻から怒涛の試練の連続です。今回も、二転三転して次々と起きる運命と残酷さに圧倒されます。あまりの代償の大きさに、ヴィネト卿を愛する神魔バレクは壊れる寸前。そんなレジナは、レジナなりに何ができるのかと懸命に模索するのです。
かなり血なまぐさいので、その手のシーンの苦手な方ご注意。
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卿を求めて半狂乱のバレクを見てるのが辛い、辛すぎる。乗っけから目頭が熱くなってしまって…。人間側の状況が、もう、ずっとずっと一冊まるごとピンチピンチ!でもね、ラプラウ神の教えの方だって非情だよ?救いがあって当然のサーロンが救われず、堕ちて当然のキリロが救われるって、釈然としないよ。それを思うと人間も悪魔も大差無いなあ。
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ヴィネト様ロスで痛々しいバレク
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「ビスケットも好き」はにかむバレクにこちらは号泣ですよ。なんなの、ねぇ、もうどうなっちゃうの!? 読む前に中をパラパラッとめくって戸惑う。あれ、このイラストって、えっ?って思いつつ読み進めて納得。自我を半分喪ったものの防衛本能でしたか。あの人の登場に周りも驚き、そしてその喪った悲しみを再度味わうことにはなったけど。あの赤い実がちゃんと作用しますように。最後はまたしてもこんなとこで!!でした。また長い年月を気づかないまま過ごしてしまうの?でも今回は神魔も仲間もいる。前と同じにはならない!?
小話はね、本編で出てこなかったヴィネトが甘やかされてます。みんな世話焼きさんばっかりだね。アニメイト特典もヴィネト小話。彼の甘い夢、現実にはなりそうもないけど、それでもそばにいてほしい、そんな卿。