- Amazon.co.jp ・本 (319ページ)
- / ISBN・EAN: 9784758049252
作品紹介・あらすじ
婚約者とその周りにひそかに萌える令嬢の物語。WEB掲載作を加筆修正&書き下ろしを加え書籍化!!第4回アイリス恋愛F大賞銀賞受賞作!!
感想・レビュー・書評
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地味でもてない目立たない、冴えない社交界の壁の花。そんなマリエルの縁談の相手は今をときめく近衛騎士のシメオン様。
冷たい視線に光る眼鏡。腹黒系美青年!
それはマリエルの大好物。身分違いの婚約にやっかみからの陰口、嫌がらせもなんのその。
間近で見られる生の彼に内心、鼻息が荒くなるマリエル。実は彼女は。
王太子からの信頼も厚いシメオンが何故彼女を選んだのかが明かされていくと、2人の関係がニヤニヤから微妙なキュンへ急展開。
マリエルの斜め上の前向きさに振り回される、腹黒なはずのシメオンが楽しい。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
電子版からの再読。
高位貴族嫡男今をときめく腹黒参謀系美青年の近衛騎士団副長様から求婚された一見地味な小娘に擬態した規格外の子爵令嬢の格差婚約のお話。
もやっとするところがないわけではないですが、楽しく読めます。
あのシメオン様と婚約したのはどんな令嬢かと期待して見たらえ?これ?となる人々の表情を、
牛肉と思って食べたら鶏肉でしたみたいな、
という表現がぴったり来て好きです。
それにしても、このシリーズ、順番がわかりにくくて困ります。電子版読み終えたから紙で頭から再読しようとしたらどれが一巻?とりあえず手に取ったのは3巻でしたーヤレヤレ。この後毎度次はどれだよと悩むんだよ。頼むからバカにも分かりやすく番号表示も追加してくれい。 -
地味な子爵家令嬢マリエルの元にきた、近衛騎士団副団長でもある伯爵家子息シメオンとの縁談話。
「なぜ、うちに?」と思いつつも、「腹黒系眼鏡美形(できれば鞭を添えて!)」に萌えが止まらないマリエルは、その縁談を受けるのだけれど、実は彼女には秘密があって…?
設定といい、当たり前に出てくる「萌え」という単語といい、腹黒系なんちゃらといい、割と読んでいて違和感というか戸惑いも大きかったり。
でも、決して軽薄ではなく、ミステリーもあったり、人間ドラマもあったり、背景も結構しっかり描かれてたり。
いろんな魅力に溢れた作品。
漫画→なろう→原作の流れで来たので、あるかわからないけれど、彼女の秘密の始まりの話がとても好きなので、続編に載っているといいな。 -
THE ラブコメ!
個人的感想ではラブとコメディが3:7ぐらい。
とにかくヒロインの癖が強い!
隠れて小説家として活動する貴族令嬢ネタは何度か読んだことあるけど、こんなに小説家の方に人生偏ってて大丈夫なんだろうかと途中で心配になったり。
ヒーローは見た目がいかにも「腹黒メガネ参謀」って感じなのに、ヒロインに振り回されてタジタジなところが可愛かったり。
全体的にコメディ色強めで物語は展開していきますが、ちゃんと締めるとこはギュッとハートを締めてきますので、不意打ちのラブ展開にご注意下さいね!
最後までピュアな2人を楽しめる作品でした。 -
先に漫画版を読んで、物足りなかったところが詳細に書いてあって、こちらも是非!とオススメ。
シメオン様がマリエルの父にどう交渉したのか、詳しくあって萌えました。
可愛いな、シメオン様。-
漫画版読んだ後に読みました。小説の方がシメオン様がどういった経緯でマリエルの父に交渉したのか、詳細が判ってより萌えました。
可愛いな、シメオ...漫画版読んだ後に読みました。小説の方がシメオン様がどういった経緯でマリエルの父に交渉したのか、詳細が判ってより萌えました。
可愛いな、シメオン様。2020/10/26
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コミカライズから。地味な眼鏡令嬢マリエルに持ち込まれた縁談は腹黒系眼鏡参謀(中身とのギャップ萌え)なシメオン様。マリエルの行動力と思い込みの強さ。だからこそ、人気作が描けるんだろうけども。きっとシメオン様はこれからも振り回されるんだろうね。副長VS怪盗はよき。
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マリエル・クララックの婚約
マリエル・クララックの恋模様
小説のためにとはいえ、人間観察好きのオタクの主人公は面白いと思う。
でも婚約者のシメオン様は、ごめんなさい!
どうしてもお母さんに思っちゃうんだよー。
『〜ですよ』という喋り方とか、マリエルを叱ったりするところがどうしてもお母さん…。
腹黒じゃなくて世話焼き。
いっそのこと、本当に腹黒にしてもらいたかった。
リュタンの方が私は好きだなー。
イラストもシメオン様よりリュタンの方が好み。
きっとまた登場するんだろうな、してもらいたい。 -
【ネタばれ感想注意】
趣味と実益を兼ねて日々「萌え」探しに熱中している地味で平凡な18歳子爵令嬢ヒロインと、容姿端麗、頭脳明晰で令嬢達の憧れの的である名門伯爵家嫡男の27歳近衛騎士団副団長ヒーローとのラブコメディです。
年齢差9歳の眼鏡カップルです。
少女(TL)小説で眼鏡同士のカップルというのも、なかなか珍しいのではないでしょうか。
地味な容姿と存在感の薄さからモブの1人だと自負しているヒロインですが、ある日突然、令嬢達から絶大な人気を誇る名門伯爵家の嫡男ヒーローから求婚されます。
以前から美しい容姿と微笑の下に腹黒さを匂わせるヒーローはヒロインの萌えツボだった事もあり、何か裏があるかもしれないと思いながらヒロインはヒーローと婚約する事になります。
ヒーロー視点もあるので、2人の心情が分かりやすくて良かったです。
…ヒーロー、策士系とか腹黒系扱いされていますが、何気に優しいですよね。
実はヒーローは、ヒロインを数年前から知っていて作家として出版している事も承知で求婚してきたのですが、ヒロインに対する気持ちが初恋だという事を悪友である王太子に指摘されて気付いたという鈍さです。
互いに斜め上の思考に飛躍してしまう辺り、お似合いの2人だと思います。
2編入っています。
1編は婚約直後の出会い編で、2編目はヒロインの秘密と趣味をヒーローに知られてから、本性を隠さずに素のままで過ごせるようになってからのお話です。
ヒロインへの恋心を自覚してから、惚れた弱みでヒーローの嫉妬心が炸裂するのが楽しかったです(笑)。
もしかして、不憫ヒーローポジション…。
表紙と裏表紙(口絵カラー)が間違い探しみたいになっていて楽しかったです。