未熟な楽園、或いは (gateauコミックス)

著者 : kayama

• 一迅社 (2016年7月15日発売)

感想・レビュー・書評

[ちびねこさんの感想 · 2017年9月18日]

この人物がこういう行動したのはこういう理由だから、という公式が成り立たないモヤモヤ感。結局、何がしたかったのか答えがない。コンビニバイトの人妻とかあの絵画とか、なんだか詰め込みすぎて、もっとシンプルにして受け攻めの心情を掘り下げてほしかった。

最後の短編はあのプレイのためだけのようなもの…。シリアスもので小スカはちょっと無理…。

[川野夏橙さんの感想 · 2016年8月11日]

☆4と☆5で迷って5つけました。
ガトーってこういうのもあるんですね。
最初の作品「旅すること」、すごかった。
ミニシアター系の映画みたい。
ここまで攻めて書ける人は貴重だと思う。
この話だけで1巻書いても良かったのでは？と思ったけど同人誌だったのか……
このヒリヒリするような会話のやり取りがすごい。エグいシーンや展開を無造作に冷酷に書いてる感じが個人的に好き。
今後も期待。
もう少しギャグとシリアスのバランスとか洗練されていくとさらにいいのではと思った。
あ、あとデザインもすごくいいですね。デザインも含めて総合勝利。