きみが死ぬまで恋をしたい(2) (百合姫コミックス)

著者 :
  • 一迅社
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本棚登録 : 352
感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (165ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784758079648

感想・レビュー・書評

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  • ミミの秘密を知ってしまった主人公ちゃんがどうなるかと思いましたが、あまり罰とかなくて安心しました。やはりミミの無垢さと無邪気さはあまり慣れません。私はセイランとアリのペアが好きなので、2人の馴れ初めとかを出してほしいなと思いました。凄く素敵なお話ですが、孤児を戦争の兵器として使う学園物語なので、仄かに死亡フラグが見えます。それでも登場人物が死ぬのに慣れていない人にもおすすめしたいです。凄く読んでいて幸福感が凄いので、沢山の方に読んでほしいです。

  • ずっと読み続けてしまう、そんな一冊。
    シーナとミミがともだちになって、そんな日々が愛おしくて。

    保健医の意図は未だに分からないが、この先生ならきっと何かするのかなとは思う。
    相変わらずミミが可愛い。

    ミミの母親がどんな人だったのか見てみたい。
    後、ミミがどうして死んでしまったのか、どうして母親は禁忌を犯してまでミミを蘇らせたのか、気になる。

    シーナも本当に自分が何を望むのか見つけたよう。
    描き下ろしのミミが、段々意志を持つようになってきたのかな。そんな感じがする。

    続きが気になります。

  • いつ戦争に投入されるかも知れない世界を背景にしつつ交流を深めるシーナとミミ
    また、前巻ラストで明かされたミミの異形さを思うとシーナとミミの穏やかで優しい日常がどれだけ薄氷の上に成り立っているかが判るね

    ただ、シーナにとってミミの存在はやっぱり無邪気なだけじゃないとも伝わってくるのは残酷
    頻繁に戦争に駆り出されるミミの姿はシーナにミミの異様さを思い知らせるし、その影で「自分は呼ばれなくて良かった」という暗い安堵が自分の中に広がっていくのも感じられてしまう
    これらの感情はただでさえ、学校に馴染めていなかったシーナを蝕むもの

    そういった静かな侵略が続くと思っていただけに『友だち』というキーワードをきっかけにミミが最大の秘密を打ち明けるとは思わなかった。あれ、絶対人に教えたら駄目なヤツですやん……。それだけミミにとって初めての『友だち』が嬉しかったのだろうけど
    一方で明かされたシーナにとってはミミを見る目が大きく変わる出来事となってしまうのは皮肉。ミミに偏見的意識を持つという意味ではなく、自分は戦場に出ず代わりに友だちのミミが戦っているという罪悪感から、ミミの事情に深入りせずには居られないんだよね
    蘇生魔法を解く方法が無いか考え始めるってかなり重賞な気がするよ……

    ミミへの肩入れを深めるシーナに対応するかのように、シーナへの執着を見せ始めたミミ
    戦場へ行くミミへ投げかけられた「ケガしないで帰ってきて」という言葉。これが悪い変化を引き寄せないとよいのだけど…

  • 尊くて切ない。

    ミミの秘密を知ることになるシーナ。
    シーナはシーナなりに沢山考える。
    ミミの命を物みたいに扱われたくない、戦争が終わればいいのに…ミミが戦争に行かなくても誰かがいく事。
    ミミが助かれば他の人が戦争に行って傷ついたり死んでもしてもいいのか?
    保険医が言う事が正論なんだけどシーナの気持ちが痛い程分かる。
    辛い現実とミミの無邪気さ可愛さでぐしゃぁってなる。
    2人が余りにもかわいくて最高で、これがどんな結末を迎えるのか分からないけどバドエン(と言うより現実的なエンド)だったら、わしもう辛くて胸張り裂けるわ…
    シーナミミ以外にもアリとセイランにも、ふわぁっとさせられるから本当オススメ。
    なんなら単行本見開きのカラーが最高に可愛いし素敵よ!
    描き下ろしもミミの無邪気な素直さが意図せず闇って感じで良き…みんな見てみてよぉぉぉぉ( ´・ω・` )

  • 痛いけど甘い

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著者プロフィール

「あなたの世界で終わりたい」(発行:一迅社)「あの子に優しい世界がいい」(発行:一迅社)

「2017年 『獄都事変3 』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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