装丁から大好きで、ふたりの愛がめちゃくちゃ重たくて愛しいです。考察もすごく楽しかった!振り返ると、お互い好きが溢れ出していて、自分勝手すぎる(笑)門崎さんはダサいおじさんぐらいが丁度いいですね!二神くんはそのままでかわいい天使担当です!
呪いのような愛が、重たくて愛しい話。
何度も作品を読んで、楽しみたい方にオススメです!作品の面白さと深さが癖になります!
超個人的解釈ですが、私はふたり愛を"呪い"と考えています。
5年前、門崎さんは二神くんに不感症の呪いを身体に残し、二神くんは門崎さんに指輪の呪いで身体を縛りつけた。"呪い=相手を縛ること"だと考えています。
だから、門崎さんが指輪を返すと呪いが解けて、同時に二神くんの快感が戻ってくる!お互いの呪いが解けた瞬間!しかし、呪いが解けてお互い自由になったはずなのに、相手を求めてしまうこの感情は何なのか。
もうそれは、ただの恋ですよね。そのあとも、どうなるのか心配なふたりでしたが、門崎さんの必死な想いがふたりを愛で繋いでくれて本当に良かったです。
あと白を基調とした表紙も素敵です!カバー下と帯のゴールドがめちゃくちゃ映えてます!
滲み表現をお互い空っぽだった心に相手の存在が滲んで広がった。「眠」の滲みは相手の存在を意味し、「寝」ではなく「眠」が使われているのは、あなたとセックスしたいのではなく、あなたと一緒に朝を迎えたいを表現している。と超個人的に解釈しているんですが、滝端先生の考え込まれたデザインと表現力が素晴らしすぎました!!作品を読みはじめてから、本を閉じたその瞬間までたくさん楽しめる作品じゃないかと思います。
作品の隅々まで楽しめるので、ぜひぜひ作品の魅力に惹き込まれたい方は読んでみてください〜!!一緒に作品の良さとふたりの愛のかたちを楽しみましょう!