ふつつかな悪女ではございますが5 ~雛宮蝶鼠とりかえ伝~ (一迅社ノベルス)

  • 一迅社
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感想 : 13
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  • Amazon.co.jp ・本 (321ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784758094979

感想・レビュー・書評

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  • 慧月と玲琳の喧嘩と玄家の謎がメインとなっている。次巻に続く。

    不器用なためにすんなり相手に謝れない慧月と、本気で傷つくような喧嘩に慣れていない玲琳。見ていると微笑ましいやらイライラするやら。
    それでも後半、玲琳を泣きながら必死で探す慧月にはジンと来た。

    玄家の謎もかなり大きなスキャンダルに発展しそうな予感を漂わせて6巻に続きます。

  • 安定のおもしろさだった。超絶ツンデレの慧月がたまらん。本作は5つのファミリーからの代表選手(選手ではないが)雛女たちが、序列を決める中間審査に挑む。もちろん、足の引っ張り合いが起きるわけだが、存外雛女たちが愛せるキャラ化してきて、上世代のあかん旧雛女たちとの対立が面白い。主役の2人の関係がとても萌える話でした。
    次、早く読みたい。

  • やっぱり面白いー!!

    評価見てたら、面白すぎるけどフラストレーション溜まる…みたいなこと書いてあったので、続編の6巻が出るまで待っていました。

    そんなわけで覚悟してたけど、フラストレーションなんてなんのその! めちゃくちゃ面白かった!!
    これはあれか、続編出るのが待てないというフラストレーションか。

    慧月の、玲琳への気持ちが可愛すぎて涙が出ました。玲琳のこと大好きだって独特の言い回しで伝える彼女が可愛く思えてきた。
    「わたくしは絶対、あなたなんて大嫌いとしか言わないわ! 甘ったるい友情なんて、わたくしに求める方が筋違いよ!」
    「だから、黄 玲琳ーー」
    「あなたのほうで、うまく解釈しなきゃだめじゃない!」
    なにこれかわいい。

    わたくしのほうき星、と慧月に別れを告げようとした玲琳にも泣かされました。
    でも慧月がすかさず入れ替わるから、笑っちゃった。「掛かったわね、黄 玲琳!」なんて笑っちゃう。
    そして、入れ替わったらお互い元気になっちゃうとことか……
    玲琳になんか呪い? でもかけられているような気がするんだよな…

    憤ろしいって読み方知りませんでした。この本で知った。また賢くなってしまった。

    すぐに6巻へ向かいます。

  • お互いを思うために拗れた喧嘩の後始末に右往左往する周りを楽しく読んでいたら物語は急展開。玄家の過去が絡んで入れ替わった二人の反撃が始まる。次巻が楽しみ。

  • 作者がいつか2人に喧嘩をさせてみたかった、と書いていたけれど、これはとても良い喧嘩でした…泣けた…

  • 怜琳と慧月の喧嘩が強烈。でも、最後がやっぱり彼女たちらしくて可愛い。歌吹の誤解を解いてどうにか解決に持って行くのが次巻、ということで続きを読みに行って来ます。

  • 尊い…

  • 慧月のジェットコースター激昂タイプって、そのまま自分に当てはまるなぁと苦笑いしながら見てました(笑)
    きっと私も朱家の筋だろう。
    そんな慧月を甘やかし続けていた玲琳がプチっと切れる。今回は二人の喧嘩篇。
    玲琳に助けられてばかりでふがいない思いをしてる慧月の心情も、はじめてのブチキレで歩み寄り方を知らない玲琳の心情も誠によく反射しあってすれ違っている。
    今回は取り替えなしかと思いきや、そこで使うか、と称賛の溜め息が出たものの、玲琳には肝心のところが伝わらなかったという(笑)
    次回は解説編でしょうから、小気味よい仕返しに期待です。
    でも、歌吹は脱落かもな~。どんなに甘い処分でも、追放がいいところだろうけど、玄家に帰っても居場所はないだろうし、帰れないだろうし。
    それにしても、皇帝の貴妃たち三人は、少なくとも二人は、皇帝もよく残してるよなぁと。まぁ、性格のよさより家同士のバランスなんだろうけど。

    ラストのSSは、わたしはぱっと浮かんだのはジャガイモでした。種芋は分割して植えても芽が出るし、ジャガイモたくさんできれば食料になるし、荒涼とした土地でも繁殖力あるし。彼女の魂そのもののたくましさと献身さ!!
    ちょっとひどいかなと思ったけど、その後の上級女官たちの会話で間違っていないと思いました(笑)

  • 雛女達の序列が決まる鑚仰礼が始まった…というより、玲琳と慧月が大喧嘩。片方があまりにも完全無欠な思いやり人間すぎて、片方はあまりにも未熟な不器用人間すぎて、すれ違ってしまった気がする。でも、素直になれない慧月が泣きながら玲琳を探すシーンには胸が熱くなったし、二人を仲直りさせようと行ったり来たりする冬雪と莉莉の様子は笑ってしまった。二人のそんな決裂の間に、金淑妃と藍徳妃が策略を巡らせて、雛女達も否応なく巻き込まれて苦しんでいるし、歌吹の姉の一件は国政にも関わりそうな気配。これから玲琳と慧月を始め、雛女達は妃達や国にどう立ち向かっていくのか。作者の筆力と伏線の張り方に脱帽。次の巻が待ち遠しい。

  • 二人の喧嘩、面白かった。

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著者プロフィール

2016年『無欲の聖女』を出版して以来、『神様の定食屋』『地獄の沙汰もメシ次第』(双葉社)、『シャバの「普通」は難しい』『貴腐人ローザは影から愛を守りたい』(KADOKAWA)など多数手がける人気作家。圧倒的な登場人物の魅力と、爽快感あふれる展開に、読者から熱烈な支持を受けてやまない。Twitterアカウント @satsuki_nkmr

「2022年 『白豚妃再来伝 後宮も二度目なら 二』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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