- Amazon.co.jp ・本 (155ページ)
- / ISBN・EAN: 9784758302326
感想・レビュー・書評
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まぁ少し古いかな
双極性障害などの版は面白かったけど、児童期精神障害は広く浅くで、教科書的すぎたかも。
教科書にしにくい分野だとは思うからこそ、むつかしい。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
近年「心の病」が急増しているように感じる。しかし、それに対応できる医師は決して多くない。
少ない数の医師の中から患者のニーズにあった自分のかかりつけ医を選ぶのは至難の技である。児童期・思春期の子どもの心の医療に関しては、現状は更に深刻である。社会的関心の高さに対し、実際に携わる精神科医や小児科医は少ない。
この本は、臨床経験の少ない初心者の医師が患者を前に診察し診断を下す際に役立つ情報を分かりやすく整理して示している。
内容が新しく、最新の診断法、治療法の全貌が見えてくるので、経験豊富な医師にもお勧めしたいとのことだ。
広汎性発達障害
自閉症、アスペルガー・ADHD
器質性疾患
てんかん、トゥレット症候群
気分障害及び内因性精神障害
児童期統合失調症、児童、思春期うつ病
神経症性障害
児童・思春期の解離性同一性障害、チック、睡眠障害、選択性緘默、分離不安
その他
の項目立てで、それぞれ 症状、診断のポイント、治療法等が項目立てて明記されている。
巻頭の総論にある、子どもの診察・診断の仕方について解説は、医師以外の療育者、保護者にも役立つ内容だと思う。
各論は、素人が生半可な知識を身につけ自分に都合良く解釈判断してしまうことに繋がり兼ねないので、余りお勧めはしない。
信頼できる医師を早く見つけてお任せすべきであろう。