セブン

著者 :
  • 角川春樹事務所
3.12
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本棚登録 : 372
感想 : 80
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  • Amazon.co.jp ・本 (283ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784758412384

感想・レビュー・書評

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  • イニシエーション・ラブが話題となっているので、久しぶりにこの作者の本を読んでみた。7にまつわる短編集で、発想がなかなか独特で、理解できない話もあったけど、物語の途中はグロテスクなのに、最後はきれいに終わるところが、この作者の持ち味なのかと思う1冊だった。

  • 7にこだわった7編の短編集。どれも消化不良に感じて、無理無理コンセプトにこだわったからかなと。

  • 登録番号:11190 分類番号:913.6イ

  • 乾くるみ 『7 セブン』

    7の数字に関わる7つの短編集。

    数字に関係あるトランプサバイバルゲームやなんやかんやw

    算数の頭を使う内容も有るので、そこはスルー(笑)

  • 「――というわけで、うちの寿命の三年と九ヵ月を遣うて、本格的なデスゲームが楽しめるように舞台を整えさせてもらいました」
    私立曙女子高等学院の生徒会室に集まった七人の生徒たち。
    生き残りをかけて互いを出し抜く頭脳戦がいま、始まる・・・・・・! ?
    一見シンプルなトランプの数当てゲームが、裏の裏を読む心理バトルへと変豹する「ラッキーセブン」ほか、ロジカルな企みに満ちた七つの物語。
    トリッキーな作品世界に、二度ならず三度四度と繰り返して読んでしまうこと必至の短編集!
    (アマゾンより引用)

    最初のお話は他の本で読んだな

  • プロ雀士の彼女、シリーズものの主人公になれそう。
    2編目の夫婦が向かった先は、原発事故の被災地?
    王子様は傍迷惑。王位継承権が5番目でよかった。まず回ってこないからね。

  • 私には合わないようで、途中で手放し。

  • わりと面白かったのに最後にただただ後味が悪かった

  • 7にちなんだ7つの短編集です。ゲームやタイムリープなどのルールは複雑でもきっちりしていて矛盾もありません。登場人物たちの試行錯誤についていくことは頭の体操をやっているようで私は楽しかったのですが人を選ぶ気がします。数学専攻の乾さんらしいお話かとも思いました。勝てる方法と駆け引きを探していくお話ばかりですがスピード感ある展開の「TLP49」がとても好きです。ラストの「ユニーク・ゲーム」だけは必勝法を理解するより先にラストに何が起こるかだけは想像がついてしまい、その通りだったのが残念でした。

  • 表題作の「セブン」は秀逸。「カイジ」の限定ジャンケンみたいだったが、生き残った人物がJKらしいエンディング。

    「ユニーク・ゲーム」のバッドエンドは、すべての人に同じくらい緻密にものごとを考えるちから、そしてそれを実行する勇気はないというアンチテーゼだと思う。

    ※なんとか作者のロジックについていこうとしたが、243ページ一行目冒頭の誤植のせいで一瞬頭の中が白くなった。
    誤→ウィリアムス中尉
    正→ケリー中尉

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著者プロフィール

静岡県大学理学部卒業。1998年『Jの神話』で第4回メフィスト賞を受賞し作家デビュー。著者に『イニシエーション・ラブ』、『スリープ』など。

「2020年 『本格ミステリの本流』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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