ヒールをぬいでラーメンを

著者 :
  • 角川春樹事務所
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本棚登録 : 63
感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784758413411

作品紹介・あらすじ

門阪有希(かどさか・ゆうき)は大手IT企業『COMnel』に勤務する三十四歳のOL。
社長の萩原が会社を創業した初期から、公私ともに支えてきた自負もあり、また有希は萩原とは恋人同士だったのだ。
しかし合併と上場を目前にして、萩原は有希を会社から追い出した上に、アイドルから転身した女優と結婚する。
突然の不幸に茫然自失した有希だったが、『COMnel』がラーメン業界に進出すると知ってから、
自分の優れた味覚を活かしてラーメン店開業を目指して修行を始める。そこには女の意地があった。
調理や経営を学ぶ〈ラーメン大学〉で出会った友人や、元同僚で親友の在日韓国人プログラマーのヨナたちに支えられ、
一心不乱にラーメン道を進む有希。
先輩店員からの辛い仕打ちを乗り越えた有希が、手に入れた希望とは?

デビュー作『居酒屋ふじ』がドラマ化された栗山圭介が挑む、ラーメンにプライドと人生(そして元彼へのリベンジも少し)、
元OLの痛快復活劇!

感想・レビュー・書評

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  • 30代女子なら「あるある!!」と、頷きながら読めた作品でした。

    題名から、自分探しのようなイメージを受けていましたが、どちらかというと主人公のラーメン奮闘の方が描かれていました。
    うまくいかないことが起きながらも、周りの人に支えられ、自分のラーメンを探していく感じ。

    30代になっても、何かに実施に打ち込めるって素敵やん♡

  • 勤務するIT企業で公私共に充実していた有希
    だか、付き合っていた社長からクビと別れを宣告される
    アイドルと結婚に走った元カレを見返すべく、ラーメン店起業に奮起する

    うーん
    有希が苦手で入って来にくかった
    気が強くて「私達友達でしょ」って言う人は苦手

    でも、ドラマに良さげな内容
    ラーメン食べたい

  • 軽やかなタッチで読みやすい。難しい語句もなく中高生でもスラスラ読めるのではという作品。彼氏に振られ、ラーメン屋を開業するという夢を追いかける女性有希。ラーメン屋を開業したもののあっけなく失敗。飲食業で10年間生き残れるのは1割と言われるほど難しい業界。甘い考えに反省し、結果的には仙台で野上を手伝うことに…。
    バリバリのキャリアウーマンのイメージだったので店長と恋仲からのハッピーエンドより、失敗にめげず自由が丘で店舗を出して成功する方がよかったなー!!
    薮中さんの就職はあっ!そうなんやと思った。
    実写化するなら木之内さん井浦新さんがぴったりな気がする!

  • 146今風女子の細腕繁盛記と言ったところ。ベタな展開だけどもちょっと応援したくなるのはモデルが剛力ちゃんやったらなあ、と思って読んだからかも?

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著者プロフィール

栗山圭介(くりやま・けいすけ)
1962年、岐阜県関市生まれ。国士舘大学体育学部卒。
広告制作、イベントプロデュース、フリーマガジン発行などを手がける。
2015年、数多くの芸能人が来店する伝説の居酒屋の主人をモデルにした初めての小説『居酒屋ふじ』を上梓。
たちまち多くの話題を呼んで、同作は2017年7月にTV東京系列でドラマ化される。
また自身の大学時代をモデルにしたデビュー2作目の『国士舘物語』も大いに話題となった。
他の作品に『フリーランスぶるーす』がある。

「2019年 『ヒールをぬいでラーメンを』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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