にほんの詩集 中島みゆき詩集

著者 :
  • 角川春樹事務所
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本棚登録 : 119
感想 : 9
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  • Amazon.co.jp ・本 (160ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784758413992

作品紹介・あらすじ

デビュー以来、時代に向き合い、愛すること、生きること、そして生きていくために必要なものについて問い続ける中島みゆき。
「糸」「空と君のあいだに」「時 代」「宙 船(そらふね)」「わかれうた」「離郷の歌」など、魂から湧き出る歌詞は、人生の詩そのもの。

感想・レビュー・書評

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  • 有名な曲もちょいちょいありつつ、
    中島みゆきをあまり知らない人でも
    馴染みのある本になったかと思います。

    個人的には
    愛が好きです、愛が好きですⅡ
    この2冊がより楽しめるのではないかと。

    最後に本文から

    故郷の景色のように中島みゆきの詩を読み返し、曲を聴き返しながら育ってきた。いつの間にか自分の中心にあった「諦め」は、女と男に限らず人と人の間の緩衝材に姿を変えた。かすり傷も、ようやく穏やかな居場所を得たようだ。

    この解説がとても好きです。

  • 知っている曲の歌詞を、文字で視覚的に捉えなおすことができて、なんだか新鮮だった。中島みゆきさんの歌詞の創作力が凄すぎる。内容が難解。深い。さらに歌えるという実力。

    旅人のうた、瞬きもせず、銀の龍の背に乗って
    の3曲が特に大好き。
    何度歌の練習をしたことか。

  • 時と言葉の海を

    とても「時」を感じる。今この瞬間の点ではなく、時代を感じる線としての詩
    つらいときの慰め、詩は慰め
    強く生きたい、と思った

    美しい装丁は集めたくなる

  • Dr.コトーの映画上映を記念して。
    中島みゆきさんの曲にそれほど詳しいわけではないが、本を読む前は「ファイト!」「化粧」「アザミ嬢のララバイ」などを好んで聴いていた。
    歌詞だけ読んで曲も聴いてみたいと思ったのが「顔のない街の中で」「帰省」「荒野より」「わかれうた」。←実際にYouTubeで検索もしてみたが、ほとんどカバー動画だった。久しぶりにCDのレンタルをしてみようかという気分になった。
    あとがきの桜木紫乃さんの文章からも、中島さんへの憧れと敬意が感じられた。

  • 《目次》

    愛だけを残せ
    愛よりも
    浅い眠り
    アザミ嬢のララバイ
    あどけない話
    あぶな坂

    with
    うそつきが好きよ
    歌姫
    歌をあなたに
    海よ
    重き荷を負いて
    終り初物
    顔のない街の中で
    風にならないか
    彼女の生き方
    かもめはかもめ
    帰省
    銀の龍の背に乗って
    化粧
    紅灯の海
    幸福論
    荒野より
    放浪(さすらい)の詩(うた)
    時代
    進化樹
    人生の素人
    砂の船
    世情
    空と君のあいだに
    宙船
    旅人のうた
    断崖-親愛なる者へ-
    誕生
    小さき負傷者たちの為に
    地上の星
    月の赤ん坊
    時は流れて
    萩野原
    ひとり上手
    拾われた猫のように
    ファイト!
    ヘッドライト・テールライト
    ホームにて
    瞬きもせず
    店の名はライフ
    麦の唄

    雪虫 Whisper
    離郷のうた
    わかれうた

    巻末エッセイ 桜木紫乃

  • 【静大OPACへのリンクはこちら】
    https://opac.lib.shizuoka.ac.jp/opacid/BC14194355

  • 曲はあまり聴かないけれど詩に惹かれて手にする
    巻末の桜木紫乃さんのエッセイに深くうなずける
    北で育ったものとして相通ずるものがあるのかもしれない

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著者プロフィール

中島みゆき
1952年札幌市生まれ。藤女子大学文学部国文学科卒。75年「アザミ嬢のララバイ」でデビュー。同年、世界歌謡祭「時代」でグランプリを受賞。76年ファーストアルバム「私の声が聞こえますか」をリリース。アルバム、ビデオ、コンサート、夜会、ラジオパーソナリティ、TV・映画のテーマソング、楽曲提供、小説・詩・エッセイなどの執筆と幅広く活動。

「2020年 『中島みゆき第二詩集 四十行のひとりごと』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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