911代理店 (ハルキ文庫 わ)

著者 :
  • 角川春樹事務所
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本棚登録 : 127
感想 : 11
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  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784758443647

作品紹介・あらすじ

「911」──米国は日本と違い、警察、消防、救急の区別なく、緊急事態は全てこの番号に電話を掛ける。
そこで必要な対応を決定するのだ。「株式会社911代理店」はそれを日本で行うことを目的とする。
恋人をテロで失い自棄になっていた元スカイマーシャルの神谷隼人は、ある出来事を契機にそこに勤めることに。
しかし元悪徳警官と名高い社長をはじめ、元詐欺師に現天才ハッカーなどと、社員は皆一癖も二癖もあって⁉ 
正義とは何かを問う、痛快アクション!

感想・レビュー・書評

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  • 恋人を目の前で殺された警察官と爆弾の専門家、詐欺師、錠前師、天才ハッカー、が集まり正義のために働くという設定。
    こう書くと文章が拙くて面白さがイマイチ伝わらないが、とても面白かった。それぞれの登場人物がとても個性的で、自分も仲間に入りたいと思いながらあっという間に読んでしまった。
    続編があるのかなあ、出たらすぐに読みたい本でした。

  • シリーズ、第一弾。
    『911』とは、アメリカでは警察、消防、救急の区別なく、緊急事態にはこの番号をかける。
    『株式会社911代理店』は、それを日本で行う民間の組織。

    恋人をテロで失った元警察官の神谷 隼人は、ある事件をきっかけにそこに勤めることに。
    しかし、そこにいたのは元悪徳警察官、詐欺師、天才ハッカーなどなど、一癖も二癖もある人物達であった。

    ある詐欺事件の解明から、豪華クルーズ船に乗ることに。しかし、そこで待っていたのは連続殺人事件であった。
    神谷達は、謎を解き明かし、真犯人を捕まえる事が出来るのか?

  • 一癖あるその道のプロたちが、人助けのために力を尽くす、という、現代の仕事人的な話。殺すわけではないけれど。
    第一作なので、人物紹介的。常道の面白さ。

  • 古本屋さんの閉店セールで見つけて、面白いのか?まぁ、値段が値段だから買ってみよう。と購入。

    思ったより面白かった!5冊もシリーズ出てるんだなぁ。

    911ということで、緊急事態の対応をするけれど、そな内実は謎に包まれて。
    裏のある人達が活躍する感じはいいね。
    沙羅と玲奈かわいいなぁ〜と。

    どうでもいいけど、作者の名前、職場にアルバイトに来ている人と同姓同名だ。漢字まで一緒。
    読み終わってから気付いた。

  • 「株式会社911代理店」は米国の警察・消防・救急につながる「911」という電話番号から、必要な対応を決定する仕組みを日本で行うことを目的としている。恋人をテロで失った神谷隼人は元スカイマーシャル(初めて知った)。恋人を守れなかった絶望から警察を辞め、この会社に勤めることに。
    社員は訳ありばかり。何でも屋だが、ひとを助ける為に頼まれもしない事まで首を突っ込む痛快アクション。
    楽しく読めた。

  • 登場人物の個性が素敵でした。
    正義の為には、目を瞑らなきゃいけない悪もある。
    分かってはいる。けれど、それはやってはいけない事。
    でも、やっぱり人はそんな話に引き込まれてしまうのだろうな。
    カリギュラ効果。実際にこんな風に正義の為に裏で行動してる人もいるんだろうな。
    自分の中の正義にぶれない人間になりたい。

  • 設定と世界観は、面白い。
    シリーズ一作目なので、事件の背景は、やや浅い。
    キャラクターの設定や、今後に気になるので今後のシリーズを読んで見てから本当の評価かな。

  • 特殊能力を持つ面々が集まった民間のトラブル解決会社というアクション映画にありそうな設定です。
    もっと大掛かりな作戦を期待していたのですが、初回だけあってかやや地味な事件だったので少々拍子抜けでした。
    次作以降に期待します。

  • 久しぶりの読書。
    「傭兵代理店」からのこのシリーズ
    何巻まで出るのか分からないので
    完結するまで待っていたのですが
    4巻までで5巻目が出て来ないので
    しびれを切らして(?)手に取った1巻目

    「代理店」と名打たれているので
    何となくの展開を想像していて
    大きく外れていなかった事に
    安堵と落胆の両方が入り混じりました
    まぁ、「傭兵代理店」が主にCIA系なら
    「911代理店」はFBI系だと
    割り切って読み進めていきました

    楽しく読めました
    2巻目以降に期待して★5つ

  • ★★
    今月5冊目
    割と評価高くて期待したが、前半ハードボイルド後半サスペンスみたいなキャラクターも微妙。

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著者プロフィール

渡辺裕之
1957年名古屋市生まれ。中央大学経済学部卒業。アパレルメーカー、広告制作会社を経て、2007年『傭兵代理店』でデビュー。同作が人気シリーズとなり、以後アクション小説界の旗手として活躍している。その他のシリーズに「新・傭兵代理店」「傭兵代理店・改」「暗殺者メギド」「シックスコイン」「冷たい狂犬」などがある。

「2023年 『陽炎の闇 オッドアイ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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