猫の神さま(3) 神さま不在の大熊あばれの巻 (時代小説文庫)

著者 : 仲野ワタリ

• 角川春樹事務所 (2021年1月15日発売)

感想・レビュー・書評

[tsucchyさんの感想 · 2021年10月31日]

今回の魔物は、地震とともにやってくる大熊。神無月で、大猫さまが不在の中、甲州街道を江戸に向かって大熊が近いてくる。強い相手に代三郎の三味線もぎりぎりの状態、於巻も魔物退治を手伝う。栗坊、代三郎の魔物退治に、於巻も加わって、少しづつ力をつけているようだ。
今回は、魔物による被害も広範囲にわたるのに、退治されると魔物のことは、すっかり忘れてしまうのは、都合が良すぎる感じがする。

著者プロフィール

児童文学作家、小説作家。
東京都生まれ。著書に『猫手長屋事件簿』シリーズ、『幕末五七五! 』(白泉社まねき猫文庫)、『名探偵!? ニャンロック・ホームズ』シリーズ(集英社)、『ゲストハウス八百万へようこそ』(双葉文庫)などがある。

「2018年 『新・歴史人物伝　豊臣秀吉』 で使われていた紹介文から引用しています。」