- Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
- / ISBN・EAN: 9784758444651
作品紹介・あらすじ
新築した邸が火災に見舞われた藤原実資の前に現れたのは、京の都で最も優れた力を持つ陰陽師・安倍晴明。
有職故実に秀でた実資は、晴明の言葉にできない魅力にひかれて行動を共にしながら、彼と遭遇した不可思議な事件を日記に綴っていくことを決意する。
そんな折、二人と帝に、最大の敵となる蘆屋道満の呪が迫ってくる……。期待の新シリーズ連続刊行で登場!
感想・レビュー・書評
-
晴明と相棒の藤原実資のバディもの。
初めて実資を知り、ウィキペディアで調べながら読みました。中々の人物だったようですね。
蘆屋道満の不気味さや思惑が少しずつ明かされていく過程で、ついつい現代と照らし合わせて考えてしまいます。
何気に聡い実資に影響を受けている晴明も人間味があっていいですね。
シリーズ第1弾となっているので、今後も楽しみです。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
-
ロカさん
うわぁ、安倍晴明も大好きなんです。
とくに夢枕獏さんの晴明が好きなので、他の小説は読めていないのですが、この小説の晴明は気になり...ロカさん
うわぁ、安倍晴明も大好きなんです。
とくに夢枕獏さんの晴明が好きなので、他の小説は読めていないのですが、この小説の晴明は気になります。
でも、初めて安倍晴明を意識したのはマンガとゲームの『遥かなる時空の中で』の安倍泰明というキャラにハマったからです……♡
藤原実資がバディなんですね。彼、まじめすぎませんか 笑
「紫式部日記」で、まるで生活指導の教師のように、実資が女房の装束が華美でないか点検していた場面が印象に残っていたので気になりました 笑
私は実資も気になりますが、藤原行成が何でか好きです。
こちらの本も読みたいリストにメモしました。2022/05/16 -
地球っこさん、コメントありがとうございます。
晴明もたくさんの方が書かれているので楽しいですよね(*^^*)
私も大好きで...地球っこさん、コメントありがとうございます。
晴明もたくさんの方が書かれているので楽しいですよね(*^^*)
私も大好きです。
夢枕獏さんはずっと呼んでいます♪ 映画もよかったですよね。
『遥かなる時空の中で』は友人がゲームをしているので名前だけ知ってます。(私は乙女ゲームでやるものは幕末ものが多くて2022/05/16
-
-
引っ越したその日に焼けてしまった、新築の邸。
呆然とする藤原実資が出会ったのは、陰陽師・安倍晴明で……。
シリーズ第1作。
晴明の相棒といえば、源博雅のイメージだが、本作では、『小右記』を記した藤原実資。
有職故実に詳しい彼ならではの視点で、晴明の式を見たり、〈日記之家〉としての観察眼で物事を見つめたりする。
彼の正直でまっすぐな人柄に、晴明はもちろん、蘆屋道満さえも感じ入るものがあるというのは、博雅に通じるものがあった。
安倍晴明と蘆屋道満が登場する、王道の設定で、安定の世界。 -
清明の相棒といえば、「源博雅」が一般的だと思うけど
今回は藤原実資。初めて知る人物で「日記之家」の方らしい。
相棒が博雅だろうが、実資だろうが、清明の相棒という意味では同じなので
特に違和感なく読めた。
蘆屋道満VS清明の陰陽師対決の構造の裏に道満の優しさが描かれており
「道満よ、その通り!」と思ってしまった。
新シリーズとのことで来月の新刊も楽しみ。 -
安倍晴明と藤原実資が都の闇に立ち向かうシリーズ第1巻。
晴明のバディといえば源博雅が思い浮かぶが、実資もキャラ的にはあんな感じ。最大の敵となる蘆屋道満の描き方が面白かった。 -
陰陽師バディ者。
平安時代の登場人物は、戦国以降ほど書き記された物語が多くないせいか、作者作品によって登場人物の性格や見た目が異なるところも魅力の一つ。
道満は特にそうで、今作は老僧。道満とのやり取りを繰り返しながら、十二神将や、主人公実資と清明のやり取りを描く。 -
入院生活7冊目。
歴史に明るくないので、作家さんによって安倍晴明の捉え方が微妙に異なるところが面白いな、とか物語として楽しんでいる。涼やか、飄々としているというところは大体共通認識のような気がする。
シリーズ物のようなので続きが気になるところ。この病棟にはなかった。残念。 -
京の政情を背景に起きる事件。事件を解明する晴明。晴明と行動を共にする実資。それは、シャーロック・ホームズに対するワトソン博士の位置づけに似ている。
有名で、多くの人がそれぞれに思い描いているものがあると思われる安部晴明。それだけに、キャラクター造形が難しいのか、特徴が薄い。この本の主人公は、晴明ではなく実資なのかもしれない。 -
#読了 #晴明の事件帖 #遠藤遼 #読書好きな人と繋がりたい