穢と大祓

著者 :
  • 解放出版社
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本棚登録 : 48
感想 : 1
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  • Amazon.co.jp ・本 (413ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784759252538

作品紹介・あらすじ

穢とは人間をとりまく自然・社会関係の秩序を乱す行為であり、祓とは秩序を回復する行為であると論じて、穢とは何かを考える画期となった歴史的な1冊の増補版。旧版に加え、著者の穢れに関する論考をすべて1冊にまとめた。

感想・レビュー・書評

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  • 2011/06/31-2014/09/03
    学究本としての価値は想像できるが、一般人が読み進めるのはやや困難である。人権的な観点からの記述があれば、この本の価値は限りないと思う。
    非触賎民が河原や坂に住んだと言うより、河原や坂は死体の放置場であったり穢れある六畜(牛馬羊犬猪鶏)の放牧地であったりしたため、居住者がいなく、いわゆる流れ者が住むにはそこしかなく、土地の穢れが人の穢れにつながったとの見方に正眼を感じた。

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著者プロフィール

山本幸司(やまもと こうじ)
1946年東京都生まれ。慶應義塾大学大学院経済史専攻修士課程終了。出版社勤務を経て、中央大学大学院国史学専攻博士課程単位取得。神奈川大学短期大学部・同大学院歴史民俗資料学研究科教授を経て、現在、静岡文化芸術大学文化政策学部教授。専攻、日本中世法制史・思想史。著書に『天武の時代』、『頼朝の精神史』、『日本の歴史09 頼朝の天下草創』、『〈悪口〉という文化』など。

「2009年 『穢と大祓』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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