ほねほねアニマルボーン

著者 : アンナ・クレイボーン 橋本あゆみ

• 化学同人 (2022年2月14日発売)

作品紹介・あらすじ

わたしたちヒトだけでなく、ネコ、イヌ、鳥、クジラ、カエルなど、多くの動物にある骨。骨は何からできているの？　骨はどんなはたらきをしているの？　ヒトと動物の骨格はどうちがうの？　地球で一番大きな骨、小さな骨はなんだろう？　さまざまな動物の骨のひみつにせまります。

感想・レビュー・書評

[司書KODOMOブックリスト（注：「司書になるため勉強中」のアカウントです）さんの感想 · 2023年9月29日]

わたしたちヒトだけでなく、ネコ、イヌ、鳥、クジラ、カエルなど、多くの動物にある骨。骨は何からできているの？　骨はどんなはたらきをしているの？　ヒトと動物の骨格はどうちがうの？　地球で一番大きな骨、小さな骨はなんだろう？　さまざまな動物の骨のひみつにせまります。

内容説明
地球最大の骨、最小の骨はなんだろう？おどろきの骨のひみつにせまります！

目次
骨ってなに？
動物の骨格
アライグマ
キリン
コウモリ
ゾウ
テナガザル
ヒト
シロナガスクジラ
ワタリアホウドリ
メンフクロウ
ヒクイドリ
ナイルワニ
アオウミガメ
キングコブラ
ブラキオサウルス
ヨーロッパアカガエル
オオサンショウウオ
フエヤッコダイ
シュモクザメ（ハンマーヘッドシャーク）
のこされた骨

著者等紹介
クレイボーン，アンナ［クレイボーン，アンナ］ ［Ｃｌａｙｂｏｕｒｎｅ，Ａｎｎａ］
これまでに手がけた児童書は１５０冊以上。サメ、ブラックホール、原子、絵のかきかた、シェイクスピア、ギリシャ神話など、はばひろい分野の作品がある。コスタリカの熱帯雨林で３ヶ月間ボランティアをしていたことがあり、熱帯雨林の保護にくわしい

[水さんの感想 · 2022年12月22日]

抜粋して読み聞かせ。面白いらしく熱心に聞いていた。頭がい骨をとうがいこつと書くのは理由があるのかな？

[かとのひもさんの感想 · 2022年7月16日]

〇イラストがやわらかくて、“骨”がちょっと怖い人にも見やすいかも
〇最初に骨とは何かを案内してから、ピックアップした動物の骨を見ていく
〇情報量が子どもや初心者にほどよい、かつ興味深くより探究を進めたくなる知識も

・骨ってなに？
　体を支えたり、やわらかい臓器を守ったりする
　骨の仕組み
　骨を持つ動物：脊椎動物
　　哺乳類、鳥類、爬虫類、両生類、魚類
　骨を持たない動物：無脊椎動物
　　
・動物の骨格
　頭蓋骨、脊柱、関節
　※骨の数の半分以上が手と足にある

・アライグマ…アライグマの骨の釣り針などが見つかっている
・キリン…首の骨の直径はサッカーボールくらい
・コウモリ…ぶら下がるので強靱な骨と腱の脚
・ゾウ…象牙。鼻には骨が無い。昔、サイクロプスの頭蓋骨だと思われていた
・テナガザル…腕が長く類人猿のなかで、もっとも素早く動ける
・ヒト…赤ちゃんのときは270個の骨→206個に減る
・シロナガスクジラ…祖先は4本脚。骨盤のなごり
・ワタリアホウドリ…空っぽの骨。ニュージーランドのマオリ族は翼の骨で笛を作っていた
・メンフクロウ…頭蓋骨は小さい、首や脚は長い
・ヒクイドリ…重い骨、硬いタマゴ
・ナイルワニ…クロコダイルは細く尖っている、アリゲーターは幅広くやや四角い。皮膚の中にも骨がある
・アオウミガメ…甲羅は骨格の一部、胴体の骨とつながっている
・キングコブラ…下顎の骨は獲物をのみ込むとき、分かれて大きく広がる
・ブラキオサウルス…ドラゴンの骨だと思われていた
・ヨーロッパアカガエル…首の骨はない
　カエル…もっとも小さな骨をもつもの、緑色の骨をもつもの
・オオサンショウウオ…切断された尾や鯵を骨ごと再生
・フエヤッコダイ…魚のヒレは皮膚の中に作られ、主要な骨格にはつながっていない
・シュモクザメ…軟骨魚類
・のこされた骨…化石。古生物学者の謎解き。ヒトの骨
　　
　　

著者プロフィール

イギリスの児童文学作家。科学、自然、芸術など、幅広い分野の作品を発表している。本作のほか、『パンデミック・プラネット』『リサイクル・プラネット』『ホット・プラネット』などのプラネット・シリーズを執筆。

「2023年 『ピースフル・プラネット』 で使われていた紹介文から引用しています。」