ゾウは何を聞いてきたの?

  • 化学同人
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  • Amazon.co.jp ・本 (32ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784759822502

作品紹介・あらすじ

わたしは、わかいメスのゾウ。ここアフリカのサバンナで、なかまといっしょにくらしている。これから、わたしたちがどうやって生きてきたのかをお話しましょう。ひとこと ひとこと、しっかりと聞いてくださいね。

感想・レビュー・書評

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  • 若いメスのゾウの“わたし”が語るサバンナのゾウのこと。

    ・群れのリーダーはメスのゾウ
     水飲み場などを教えてくれる
    ・おばあちゃんが生まれる前、サバンナには動物たちの鳴き声かあふれる豊かな自然の暮らしを送っていた
    ・機械の金属の音が鳴り響くようになって、サバンナの様相は一変する
    ・密猟者たちに奪われる命
    ・新しい水場を見つけた
     私たちはこれから何を聞くのだろう

    ※ゾウについて。データ
    ※ゾウのレスキュー
    ※ゾウとともだちになれる

    〇ゾウが語り手になることによって、より深くゾウの現状と未来を考える

  • 若いメスのゾウの仲間たちが暮らすサバンナ、人間による開発や密猟によって、少しづつ暮らす場所を追われていく。おばあちゃんゾウのみてきた変化が綴られる。

  • 『木は何を見てきたの?』と一緒に借りてきたけど、こちらは読んでいてちょっと切なくなった。

  • わたしは、アフリカのサバンナでくらすメスのゾウ。ゾウのむれのリーダーは年をとったメスのゾウ。ひいおびあちゃん、おばあちゃんゾウたちは、サバンナでさまざまな音を聞いてきた……それはサバンナの変化の歴史でもあった。

    ゾウのイラストがとてもリアル。ゾウだけでなく、サバンナの1枚絵にも、さまざまな動物が描かれていて、すみからすみまで見つめたくなる。しかし、サバンナに人がやってきて、環境が変化していく。それは、ゾウたち動物にはまったく考慮しない開発。それらの変化をゾウが耳でとらえているというのが面白いと思う。ゾウに関する詳しい情報や、ゾウを守るにはどうしたらいいかということも最後にかかれているのがいい。自然保護について子どもに考えてもらえる1冊。

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著者プロフィール

イギリスのオックスフォードシャー在住の作家。児童向けのフィクションとノンフィクションを数多く出版している。

「2019年 『空の上には、何があるの?』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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