麦畑のみはりばん

  • 化学同人
3.23
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本棚登録 : 91
感想 : 9
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  • Amazon.co.jp ・本 (40ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784759822717

作品紹介・あらすじ

かかしは、畑を守るのが仕事。畑にはだれもいれません。キツネやシカ、ネズミもカラスもおことわり。そんなある日、かかしの足元にカラスのひなが落ちてきました。カラスは畑の天敵です。けれど、かかしの取った行動は意外なものでした…。

感想・レビュー・書評

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  • 農家の天敵カラスから作物を守る役目のかかしが,落ちてきたカラスのひなを大切に育てているのが面白い。カラスが巣立ち独りぼっちになると冬の寒さが身にしみるが,その後ほっこり。

  • 「オズの魔法使い」に出てきたような、可愛いかかしが主人公です。麦畑を守るのが仕事だから、友だちも作れなかったのですね。烏のひなを育てたことで、寂しくなくなりました。

  • 〝案山子は、こがね色をした麦畑のなかで、たった一人で畑の見張り番をしています。狐や鹿、鼠も鴉もお断り。それだけが案山子の仕事でした。季節がすすんだある日のこと、可哀そうに、鴉の雛が木の上から落ちてきました。案山子は思わず背中をぽきりと折って、ゆっくり屈みこんで、その雛を救いあげたのでした・・・〟アメリカの絵本作家ベス・フェリ-作、テリ-&ファン兄弟のほのぼのとしたイラストによる、癒しの絵本です。

  • 5歳
    可愛らしい絵で、子供は静かに聞いていました。
    かかしも友達が増えて良かったね

  •  かかしとカラスの心温まる物語。ベス・フェリー・文、テリー・ファン&エリック・ファン・絵、よしいかずみ・訳「麦畑のみはりばん」、2022.9発行。

  • 最後ハッピーエンドでよかった!装丁や絵がきれい。子どもたちも聞き入っていた。

  • かかしの仕事は、麦畑のみはりばん。だれもけっしてはたけに入れません。ずっとひとりで、立ち続けています。そんなある日……。

    ファン・ブラザーズの絵はやっぱり美しいな。かかしの顔が大きくアップになった場面で、思わず泣きそうになってしまった。「あいみての~」の句を思い出した。愛を知ったからこそ、さびしさを知る。ひとりを、ひとりぼっちだと感じるようになる。おだやかな愛情を表した1冊。

  • かかしのいじらしさ、カラスがかかしに寄せる全幅の信頼、麦畑と四季の美しさと厳しさ。カバーの紙の触り心地がとても気持ち良くて、カバー袖に描かれたカラスを何度も撫でてしまいました。

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