手にとるようにユング心理学がわかる本: 「自分の心の正体」はどこにあるのか?
- かんき出版 (2004年1月1日発売)
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感想 : 2件
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- Amazon.co.jp ・本 (221ページ)
- / ISBN・EAN: 9784761261405
感想・レビュー・書評
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専門書を読もうと思う。きっかけづくりには良い。
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ユングの心理学については、他の本を読んだ事がないので、分かりやすさを
どの程度と定性的に述べる事はできませんが、絶対的には理解しやすいと
思います。なぜ理解し易いのか。これは、ユング理論を述べただけでなく、
なぜそのように考えたのか、考えるようになったのかという背景を含めて
述べているからだと思います。
内容にはついては、要約するのは難しいし、意味がないような気がしますので
行いません。ただ、嘘発見器はユングの心理学がベースになっている事、そして
そのベースを知れた事は良かったと思います。それ以外で面白かった点は、
1.外向的思考・内向的思考×思考・感情・感覚・直感、8つの人格
2.コンプレックス(自我・投影)
3.ペルソナ(誰も仮面を何枚も付けて生きている)
の3つです。特に1と3は密接に関連しているらしく、自分の正確に合った
ペルソナでないと、そこにひずみが生じて心のバランスが崩れてしまうらしい
ので、気をつけなさい。と著者は解説しています。確かに、いつもは大人しいのに、
明るい役を演じなければならないとしたら(実生活で空気を読んで)、苦痛ですよね。
本書は、読みやすくかつ理解しやすいので、心理学に興味がある人にはお薦めです。
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