儲けを生みだす表現力の魔法―感動は設計できる

著者 :
  • かんき出版
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感想 : 17
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  • Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784761261528

感想・レビュー・書評

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  • 真の花を咲かす・・それが感動を呼ぶ。

    副題 「伝わらなければ意味がない。」
    日本は、本では、元気がいいぞ。

    「この1週間に、感動することがありましたか?」
    と最初から、かなりインパクトのつよい 質問が・・・

    そうだね。あんまり感動してないなぁ。

    平野さんは、
    「感動の作り方」
    「感動の売り方」を解き明かそうとしている。

    そして、
    「伝わらなければ、どんないい商品も、
    それはお客さんにとって存在しない」
    「伝わらなければ、
    どんなに愛情があっても、それは存在しない。」
    ・・・伝わらなければ、意味がない・・・
    まったくそうだ・・・
    自分でいいと思っていても、
    愛していても、伝わらなければ・・・

    平野氏は、ドラマティックマケーティングを提唱する・・

    「戦略」のかわりに「脚本(シナリオ)」
    「戦術」のかわりに「演出」
    「戦闘」のかわりに「表現力」という・・・

    クラウゼビッツの「戦争論」から来た用語が、
    じつに明快に置き換えられている。
    ふーむ。
    ことばの言い方を変えるだけで、
    こんなにもイメージが変わるのか?

    「思いも寄らぬ」
    「思いがけない」時に、感動は巻き起こる・・・

    お互いに共鳴しあい、心がつながっているときに・・
    共感がおこり、信頼の架け橋(ラ・ポール)ができる

    そして、重要なことは、
    「真実の芸から生まれ出る花、真(まこと)の花」

    感動をひきおこすには、
    自分のなかにあるまことの花をさかせること・・・
    これは、テクニックの問題ではなく、
    あくまでも自分の心の問題・・・

    みんなを
    「ホントに楽しんでもらうために、自分がある」
    感動の渦の中心は、自分という存在なんだ・・・

    ・・・・あぁ。今日は、ひきづりこまれた・・
    自分が感動のドラマを作り出していく主役なんだ・・・
    と思わせる、筆力。
    今日も、また いい本にであった・・・

    ありがとう。「感動」の本を読んで、感動してしまった・・・
    これが、大切なんだね・・・

  • 期待=実感 → 満足・顧客満足
    期待>実感 → 不満・クレーム
    期待>>実感 → 怒り・テロリスト
    期待<実感 を提供する

    怒り<不満<満足<感動<感激<感謝・熱狂

  • 貸出中:渡辺瑞輝

  • 1回目2005年4月
    2回目2006年4月

  • 「感動」の作り方が書いてあります!

  • “戦争型で、お客さんを攻略してモノを売るのではなく、
    恋愛型で、お客さんを落としてモノを売るのではなく、
    喜ばせ方の競争をして、モノやサービスを売るやり方”

  • 良い商品でも
    良いサービスでも
    それがお客さんに伝わらなければ購入してもらえない。

    商売とは何か?
    サービスとは何か?
    そんなことが学べる本です。

    実践的なマーケティングが学べます。

  • ・期待=実感 → 満足
    ・期待<<実感 → 感動、感激

    ・伝わらなければ存在しない。表現されない実力は無いも同じ。

    ・思いがけない。秘すれば花。

    ・「序・破・急」
    序:つかみ:おや
    破:メイン:まぁ
    急:クライマックス:へぇ~!

    ・ラストシーン、ハッピーエンドから物語をつむぎだす。

    ・”本気”と”強気”

    ・「守・破・離」
    守:観察し、まねてみる。
    破:コツを見出し、まねてみる。
    離:自分のオリジナルな表現をつかむ。

    ・大人の時間は過ごすものではなく投資するもの。

    ・間をとる。まくし立てない。

    ・二人称で話す。×みなさん ○一人にはなしてるように。

    ・自分をよく知り、作品に自分らしさを出すこと。

    ・あこがれの人になろうとしてもダメ。恐れず自分を出すべきだ。

  • 儲けというと、スキルという視点が混じってしまうからなのか?
    直球で儲けはつながらない。

    コミュにk-ションという視点で読み始めるとお勧め。

    たとえば、
    野球をイメージすると
    トーナメントでは優勝するかは未知だけど、
    ペナントレースなら優勝する。

    それも選手・監督とそのチームのファンだけでなく、
    敵味方混じって歓喜にわく優勝の場面を作るコミュニケーションです。

    これを感動というのかもしれません。

    もうけの視点で言えば、
    今さばくマーケティング力ではなく、続くロングセラーマーケティング力です。

    そして、
    何よりこのマーケティングをしている本人とそのサービスやモノを頂くお客様がハッピーエンドになるマーケティングです。

    実は、本当は持っていたいマーケティング力かもしれません。


    売らずに買っていたただくコミュニケーションの在り方を短編で読みやすく伝える本です。

    儲かるという視点を除けば、
    あなたの想いをそのまま届けて、相手にドラマを作っていただくコミュニケーションの本とでも言うのかな?

  • 成功のためには、ラストシーンを先にイメージする。
    自分の表現力は自分で育てる。伝わらないと意味がない。

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著者プロフィール

感動プロデューサー、講演家、作家。1956年生まれ。立教大学卒業。
一部上場企業のビジネスマンの傍ら、演劇の舞台俳優として10年間活動。その経験から独自の感動創造手法を開発。独立後は、日本で唯一の感動プロデューサー(R)として全国の企業へ講演・指導を行い、心が持つ可能性を伝え歩いている。
父親が天風会講師や賛助会代表をしていた関係から、幼少のころから天風哲学の影響を受け、成功哲学や心の可能性に関心を抱くようになる。
講演・指導先には、日本マイクロソフト株式会社、レクサス、パナソニック株式会社、武田薬品工業株式会社、ソニー生命保険株式会社、キリンビール株式会社、株式会社伊勢丹、株式会社成城石井など一流企業を中心に1000社を数え、受講体験者は20万人を超える。
著書は、『感動力の教科書』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)、『ドラマ思考のススメ』(あさ出版)、『GIFTの法則』(日本経済新聞出版社)他、国内出版15冊、海外翻訳出版12冊。

「2018年 『感動の創造 新訳 中村天風の言葉』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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