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- Amazon.co.jp ・本 (287ページ)
- / ISBN・EAN: 9784761262792
感想・レビュー・書評
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2008年7月に新設された総務省情報通信国際戦略局の情報通信政策課長の谷脇氏が2005年に出版した本。主に1996年の米国電気通信法施行以降の米国の通信市場の動向について、ワシントンDCのその場に身を置いたものとして解説しています。
3年前の時点での解説なのでやや古い部分もありますが、私の専門でもあるVoIPについての議論もそれなりにページが割かれていて、そういうことがあったなと思い出します。改めて規制政策が競争に影響を与える様子とそのハンドリングの難しさがよく分かります。この頃には国土が広く人口密度もそれほど高くない米国には向いていないとされ、まだまだ遠い先のことだと言われていたFTTHの普及も、今ではVerizonとAT&T(SBC)がそれぞれ積極的に提供を始めています。
2004年秋のVON (Voice On The Net)でパウエル元FCC委員長のインターネットの自由を歌ったキーノートスピーチを思い出しました。もうずいぶんと時間が経ちましたね。
* 興味に加えて、ちょっとした知識がない人には、全く面白くないと思います。詳細をみるコメント0件をすべて表示