誰かのためなら人はがんばれる 国際自立支援の現場でみつけた生き方

著者 :
  • かんき出版
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本棚登録 : 52
感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784761267254

作品紹介・あらすじ

幸せは自分のなかにあった。仕事、人間関係、将来のこと…ほんの少し、見方、ものさしを変えてみると、今よりずっと生きやすくなる。

感想・レビュー・書評

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  • 国際復興や東日本大震災では石巻地区を中心に活動を続けているJENの木山さんの著書。
    「ひとりひとりの幸せを、自立を支えることでサポートする」
    というミッションが繰り返し説かれています。

    「食べ物に困っている人に、魚を支給し続けるのではなく、釣竿を渡すのでもなく、釣竿の作り方から教えるようなプロジェクトを作るようにする」
    と書かれています。
    「自立」を自分の力だけでできると考えるのは傲慢だと僕は思います。一方で、他人の自立をサポートできる人は自分自身が「自立」できていないと難しい。だからこそ、「自立支援」という考え方は価値が高いと思います。

    さらに、「職員の心身の健康に優先するプロジェクトはない」
    これがJENの絶対のルールだそうです。
    確かに、自立を支える側が元気でなければ、他人の自立支援なんてあり得ない、と思います。

    また、木山さんの(OL時代からの)仕事での試行錯誤が書かれていて、普通にビジネス書として読むことも可能です(ただ、それだけだともったいない)

  • 支援の舞台でがんばっている人、がんばりすぎないで!!って心配になるような人が、どういう想いで仕事をしているのか、一端が見える一冊。
    国際協力5つのお願い
    ①知ってください
    ②行動してください
    ③続けてください
    ④忘れないでください
    ⑤伝えてください
    他にも通じる気がする大切なこと。できることを今日からやろう!

  • 試行錯誤しながら組織を運営していく姿はビジネスでも通じるものがある。

  • ボランティアに関心がある人もない人も読んで欲しい一冊。堅苦しい本じゃないから、ボランティアしたことない人でも読みやすいと思う。ボランティアしたことある人はそのときに感じた もやもや や しこり が少しは取り除かれるんじゃないかな〜。
    最初はよくある国際協力の本やなって思ったけど、読みすすめていくうちに、木山啓子さんの考え方にひきこまれている自分がいた。木山さんに会ってお話を聞きたい!

  • 素晴らしい活動を続けられているJENの木山さんの著書です。「自立こそ幸せの鍵である!」JENの理念であると思います。「自己を肯定し、降りかかる災害や苦難をも自分のこととして引き受け、よりよい未来を信じて進んでいく力」これからも発展されることをお祈り申し上げます。

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