金融機関がぜったい教えたくない 年利15%でふやす資産運用術

著者 :
  • かんき出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784761268848

感想・レビュー・書評

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  • そもそも確定拠出年金についての本と解っていたので、問題なくほしい情報を得られたが、タイトルには一切確定拠出年金と記載されていないので、誤って購入する人も多いのでは?

    ちょうどフリーランスで68000円/月ずつ積み立てることができる立場の僕は目からうろこの内容でした。
    税金が高すぎるのでなんとか節税をしたいと検討していたので、節税効率は高い確定拠出年金はお得。

    ただ、受け取りは60歳以上からという唯一のデメリットが意外と大きく感じた。

    自分が受け取ることになるのは2040年ちかく。
    この大激動の時代に2040年日本でなにが起きているのか全く予想できないし、そんな未来の時まで下ろせないお金というのも若干心配になってくる。

    また、取扱い金融機関について。
    スルガ銀行とSBI証券が条件を満たしていれば手数料無料でお得だが、この確定拠出年金のために口座を申し込んでよいのかどうなのか。

    自分のメインバンクでも取り扱ってはいるのだが、手数雨量が月300円ほどかかる。微々たるものだがこれから300ヶ月ほど支払うとなると9万円の出費。
    細かいがその辺りのシミュレーションも記載してくれると嬉しかった。

    ただ、金融機関や金額はともあれ、本書を読んで確定拠出年金での積立は行うことに決めた。
    金融機関がセールスにつながらない商品なので窓口では教えてくれないこのサービスについて細かく説明されている事は何よりもの収穫。

    願わくは自分がフリーランスになった8年前から知っておきたかった…。

  • 分かりやすい確定拠出年金の指南書。

    また迷ったら読もう。

  • 個人的には、確定拠出年金のメリットが分かり易くまとまっていたので購入。

  • 個人型401kを開始した。節税メリットだけで15%。

  • 基本は投資信託や保険で運用に違いない。税金負担が軽いので「利回りが上がる」という話。
    投稿者 孔明 投稿日 2013/4/9

    投資信託の基本を教える著書で知られる著者による「年利15%を超える運用成果を狙う確定拠出年金を使用した資産運用法」

    日本人の寿命が延びているため、ちゃんと毎月国民年金を支払っていても、将来的に貰える年金額だけでは不足が生じる。
    そこで、自分自身で別に蓄えを作ってそれを運用して増やさなければいけないのだが、なかなかいい商品はなく、年利3%の成果を出すのだって簡単ではない。
    株式売買にしても利益の2割は税金で持っていかれるのが通常。将来的に負担は増え、逆に収入が減るプレッシャーを抱える現代日本人にこれは辛い。

    そんな中、税金面での優遇措置が取られているため、他の商品よりも高い利回りを得やすい商品があるという。
    それが著者のいう「確定拠出年金」で、加入できる可能性のある方はかなりの人数に上る。
    加入可能なのは
    ・自営業者などの第一号被保険者
    ・勤務している会社に「企業年金制度」「企業型確定拠出年金」がない会社員

    積立金額は自分で決定し、それを総収入から差し引けるため、所得が下がったことで税金の負担が通常よりも減る。
    支払うはずの税金が安くなったということは、収入が増えたと同じ理屈というわけです。

    但し、積み立てたお金は運用次第では元本割れの危険は当然にありますし、積み立てた金額は60歳になるまで引き出すことはできません。
    だからこそ、老後を見据えた資産運用法として適しているそうです。

    対象は前述の該当者で20〜40代の人ですが、50代からでも遅くはないというのが著者の主張。
    購入先はお近くの金融機関ですが、銀行や証券会社には実入りが少ないので積極的な勧誘は行われず、知らない人多数が現状。
    著者の調べたところによると
    ・スルガ銀行
    ・SBI証券
    辺りが年間の口座管理料等のコストが安いため、長期積立では有利とのことです。
    運用商品は銀行・証券会社ごとに違いますので、コスト共に商品の品揃えに注目する必要があります。
    ・預金
    ・保険
    ・投資信託
    で運用する商品が大まかに見て多いようです。

    上記だったら別に普通に金融機関等で普通に手数料支払って実行することは大多数の人間には可能なはずなので、やはり違いは
    「税金面での優遇措置がある」という結論。簡単に言えば「コストの減少がリターンを大きく高める可能性がある」という話。
    勿論「絶対ではありません」。リスクどこまで取るのかは個人によりけりなので、この制度も個々人に当て嵌めてピッタリな人には有用でしょう。
    まずはそこの見極めをしっかりしてみましょうか。

  •  これはすごくお薦め。
     特に、フリーランスまたは企業年金制度のない会社で働く人は、絶対お薦め。
     あるいは、勤め先に確定拠出年金の制度があるのに入ってない、もしくは入ってはいるけど掛け金の非課税枠を使い切ってない人も、ぜひご一読を。

     我が家も、安全資産に廻す額をもう少し大きめに取った上で、老後のための運用資産は全部DCでもいいかも、と思った。

     ちなみに、今日の午前中に図書館で借りてきて、午後で読み切ってしまった。

  • いわゆる確定拠出をうまく利用するということ。これまでは対象外であったので、制度が変わってようやく役に立つかなと思う。

  • 会社の企業年金がDC制度(確定拠出年金)に変わるのを機に読んでみた。DC制度を税制上の優遇措置をフル活用することで、年利15%を実現することができる等、DC制度の勉強という意味では非常に役に立ちました。資産配分や世代別運用法など、一般的な資産運用の入門書としても非常によい一冊です。

    あと、証券マンが勧める商品は必ずしも良い商品ではなく、金融会社が売りたい商品であるということもわかります。

  • タイトルを見て、そんなわけないと思って馬鹿にして読んでみたけど、とても勉強になった。
    税の面で大きな優遇を受けられる個人型確定拠出年金の話。
    もっと早く出会いたかった本。
    急いで勉強しなければ。

  • 確定拠出年金の優れた節税効果で年利15%の運用をするとの内容。
    私は公務員で、個人型確定拠出年金を利用できないが、節税効果、手数料を含めて資産運用を考える必要を教えてくれる。運用初心者が読むべき良書です。

著者プロフィール

LIFE MAP 合同会社 代表/ファイナンシャル・ジャーナリスト
出版社や新聞社勤務などを経て独立。2000年にFP資格を取得。取材執筆活動を行うほか、投資信託や確定拠出年金(企業型DCやiDeCo)、マネープランセミナーの講師などを務める。「コツコツ投資家がコツコツ集まる夕べ(東京)」共同幹事などを務め、資産形成・投資の裾野を広げる活動に取り組んでいる。2022年8月~金融庁 金融審議会「顧客本位タスクフォース」委員。主な著書に『50歳から始める! 老後のお金の不安がなくなる本』(日本経済新聞出版)、『改訂版一番やさしい! 一番くわしい! はじめての「投資信託」入門』『[改訂新版]一番やさしい! 一番くわしい! 個人型確定拠出年金iDeCo(イデコ)活用入門』(以上、ダイヤモンド社)、『臆病な人でもうまくいく投資法 お金の悩みから解放された11人の投信投資家の話』(プレジデント社)などがある。

「2023年 『大改正でどう変わる? 新NISA 徹底活用術』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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