1000人の経営者を救ってきた コンサルタントが教える 社長の基本

著者 :
  • かんき出版
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本棚登録 : 225
感想 : 13
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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784761273071

作品紹介・あらすじ

自らも140億円の負債から復活!会社をつぶさずに安定経営するための原理原則。

感想・レビュー・書評

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  • (2022.2.27アイドク)
    Ⅰ.この本をなぜ選んだのか?
    「経営をしていると基本を忘れてしまうという」本の表紙のことば
    基本、基礎をもう一度学び直して、学びほぐしたいと思ったから。

    Ⅱ.この本で何を得たいのか?
    経営を支える立場での適切な戦略やアドバイスができるようになるため

    Ⅲ.目次で気になる3箇所の周辺を記録
    この本の目次には必ず
    「会社をつぶさずに、安定した経営ができる社長は」が書かれている。安定した経営ができるエッセンスが分かりやすくまとまっており、目次から自分が今ほしい情報にたどり着きやすい。

    1.あこがれや夢ではなく、理念をもとに起業し、その理念を忘れない
    会社をやり続ける覚悟は、あこがれや夢ではなく【理念】=(ミッションやビジョンとも解釈)である 強い想いが書かれていて、それを経営者自身が、そのためのストーリーを描けているのかも大事だと思った。

    2.理念を深く、広く浸透させていく。
    ミッションやビジョンを持つにあたり、大きな二つの反応が返ってくる
    1つは理念軽視する経営者。理念では飯は食べれない、現場にどんどん手足を動かせ!!という働き方を重視する経営者、ただ働けと言われても、働く気、モチベーションは長続きしません。
    もう1つは「心」とか「誠心誠意」など、わかるようで分からない抽象的やミッションやビジョンを掲げる経営者。理念は具体的な内容をもつものでなければならない。「人の喜ぶところに繁栄あり」という言葉に続き、企業活動の発展の仕方、社員のやりがいを引き出すこと、利益追求だけを目的とせず、生産者、消費者、取引先、株主、社員の5者が喜びを共有できる企業となることを目的に掲げている。
    つまりは、その掲げる言葉に対する、落とし込みが大事なのだと思っており、それを経営者自らが具体的な社員の●●の行動が、この理念に沿った行動だと話をしてつなげていかないと社員全員が理解共感は得られない。
    そしてそのあった出来事を、他の社員が5者に語り、全員が皆同じ想いをもつこと。これが大事。

    3.夢に酔わない。現実をしっかり見る。
    理念に基づく、経営戦略、中期経営計画を立て、具体的な行動計画に落とし込む
    基本であるが、夢を追いかけながら、お金も回していく。その両方を点で追わず、線や面でつなぎ合わせておくことが大事。

    Ⅳ.共感と明日からできる具体的なアクション
    この本で書かれていた内容は正直薄いなと感じたものの、分かりやすいタイトルを自分の現状の課題や、こうした方がいいと頭にあることを、どれかに結び付けやすいので、うまく利用すれば良いと思いⅢの部分は半分以上、自分の言葉で書いた。
    本の利用の仕方、まさにこういう本が、一番使いやすい。
    現状在籍している会社は、500人以上の社員がいる会社だが、理念浸透が点であり線や面でつながっていない、そのためこの本で基本に立ち返りながら、軸をしっかり持ち、理念浸透策を実行するメンバーとまずは共有します。

  • 日々の仕事の中で中小企業の社長と会う事が多く、自身も経営者の視点を持って働きたいと思いオーディブルで視聴

    会社を安定して経営させられる社長は、

    ・絶対に会社を潰さないと決意し365日会社の事を考えている

    ・経営理念を持っている
    会社の規模は関係ない。紙一枚程度にまとめておく。なぜ会社を作るのか、何をするのかを簡潔にまとめたのが企業理念。困難な時立ち返る変わらないもの。変えるのは事業内容夢に人を巻き込む、語る。夢を現実で実現していく 

    ・社長には社長にしかできない仕事をしている
    社員は実作業が主な仕事。社長は方針、事業の拡大発展を考えていく存在。ライバルに勝つにはどうすればいいか。自社が選ばれるには顧客に何を訴求すればいいのか

    ・小さいナンバーワンをつくっている
    町→市→県など、這い上がる様に発展させる。独自の顧客DBや、地域の伝統料理取り込みなど、大手にできないナンバーワンもある。これをつくる

    ・毎日の売り上げを追い、変化を見逃さない
    数字は頻繁に変わる。日々チェックしないと意味がない

    ・金の流れを理解している
    入ってくるお金と出て行くお金。p\l b/sの裏側で動いている数字を理解する。キャッシュフローを健全に保つ事に全力を尽くす

    ・銀行との付き合い方を知っている
    事業希望規模に応じた最適な金融機関、金融機関の分散。支払いの優先順位として、税金や仕入れ先には先に支払う。銀行には一時的に待ってもらう事も可能

    ・頭を下げられる
    ダメ元で交渉してみる。交渉してみないうちからダメと決めつけ何もしないのはNG。無理を繰り返して状況をひっくり返す。頭を下げるのは誠意を示す行動。屈辱ではない

  • 本格的に企業していないと何を書いてあるのか意味を理解できない。
    まだ読むには早すぎました

  • まあまあです。

  • 20220319再読

    20180307
    もう一度読みたい。

  • ・夢を追いかけるのではなく、夢を現実のものにしていく。それが経営。
    ・時間にルーズな経営者で、成功を収めた人はいない。
    ・思いつくことを、次々ちいさな規模でやってみて、トライアルの結果、いいものをやっていく。
    ・毎月5日までに、PL、BSを作成し、中身を十分に理解する。
    ・回収は、初動がカギ。
    ・取引先への支払いや税金、社会保険料などが、ファースト。

  • 融資を受ける銀行には個人口座は作らない。

  • ・経営者は24時間365日考える
    ・ナンバー1をつくる
    ・企業理念:なぜ会社をつくるのか、どんな活動をするのか
    ・経営者の夢は見える化し、皆で共有する。
    ・戦術と戦略によって経営資源をつかいこなす。
    ・イーロン・マスクの経営理念:人類の未来の発展に貢献すること。
    ・素直さは成功の資質(松下)
    ・鈍感さ:大まかに重要なことをつかんで行動する
    ・社長の仕事は決断して即実行する
    ・ほめてやる気を出す。
    ・社員の失敗は成功のもと
    ・試行錯誤、朝令暮改
    ・クレームは商売改善のネタ
    ・年商10億までは数字の動きを毎日チェックすべき
    ・毎月PL/BSを分析する
    ・キャッシュ・フロー計算書(営業、投資、財務)
    ・頭を下げる
    ・取引先もウインウインの関係
    ・銀行から融資を受ける。複数もつ。借入先銀行に入金口座をつくらない。経営者個人の金融資産も。
    ・預貸率が60%を切る金融機関は融資に積極的ではない。

  • 簡単に読みやすく書いていますが、当たり前なのになかなか当人には出来ない事ばかりだと思います
    特に参考になったのは資金繰りに困った時に返済する順番
    経営者じゃない人も読んで納得の一冊です

  • 経営者の方ってどういうことを考えて生きているんだろう?という気持ちから読み始めた一冊。
    会社経営だけでなく、人生生きていく上、仕事をする上でも通づるものが多いなと感じた。

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著者プロフィール

1960年、神戸市生まれ。“会社と家族を守る”経営アドバイザー。株式会社Jライフサポート代表取締役。
負債140億円を背負った会社を自らの力で再生し、完全復活させた経験に基づき、悩める中小企業経営者に真の会社経営、会社再生法を伝授している。
机上の空論ではなく、自らの体験から得た実践的な手法は多くの経営者から信頼を得ており、特に対金融機関との交渉法が、多くの顧客から評価されている。
「もっと早く出会いたかった」「今すぐ指導してもらいたい」などの声が全国から寄せられている。中小企業経営者とともに、最後まであきらめることなく懸命に闘う姿勢が共感を得ている。
主な著書に『社長の基本』『社長のお金の基本』(小社)、『あなたの会社のお金の残し方、回し方』(フォレスト出版)等がある。

「2020年 『社長の危機突破力』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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