博報堂スピーチライターが教える 短くても伝わる文章のコツ

  • かんき出版
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感想 : 60
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784761273248

作品紹介・あらすじ

伝わらない人ほど長い文章を書く。企画書、提案書、メール、エントリーシート、SNS、手紙、お礼、謝罪。「どう書けばいいの?」をいっきに解決!もう、文章で迷わない!相手を動かし、知的に魅せる秘蔵のメソッド。

感想・レビュー・書評

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  • わかりやすい。読みやすい。

    伝わらない人ほど長い文章を書く。
    に、思わずクスリ。

    私も文章力を磨きたい。
    今からすぐに取り組めそうなことがたくさん書いてある。
    説得力もあるし的を射ているとも思う。
    自分に実行力があるかどうかが問題だ。

  • 著者ならではのワードセンスで「伝わる文章のコツ」が学べる本。

    特に下記3つはすぐに実践したい。
    ①要約文は40文字
    ②3つの中のベストワン
    ③書き出しは「桃太郎」で


    特に「書き出しは桃太郎で」は切り口が好き。

    桃太郎は、
    「昔々、あるところに、お婆さんとお爺さんが、いました。」から物語が始まる。

    この型はwhen where whoの順で自然に話がができる。
    人にエピソードを語れば迷わずに伝えられる。

    話が分かりにくい人は型がない。
    型を作って話せば伝わる話ができる。


    文章でも会話でも両方で実践していきたい。

  • 文章のプロが書いてるので、読みやすくわかりやすい。
    文章力を磨くトレーニング方法や、ケース別の相手の心を動かす文章の書き方などとても参考になる。

    ・『が』を禁止して、接続詞を使う
    という方法と、
    ・いっきに書いた文章をいっきに削る
    という方法が印象的でした。

    日々できるトレーニングもいくつかあり、チャレンジしてみたい気持ちになります。

  • ■2019.02.17 再読
    再読したらいつも思うのが、ラインを引いてブクログにアウトプットした箇所と異なる箇所を日々の業務に活用していたりすることに気づきます。記憶って面白い。やはり著者の熱量と気遣いを感じる良書です。5点に格上げ!

    ・1回目の粗読みではラインは入れない。パラパラ全体を読み通した上で、もう一度初めから読み、そのうえで1頁1箇所を目安にラインを入れる
    ・言葉がボーダレス化していくなかでいきのこっていくには「ネット翻訳」に耐えうるほど明快・簡潔で、誰もが間違いなく行動できる文章を書く
    ・とにかく大変だった+心に残るエピソード
    ・相手本位の順番で書く=アジテーションで始める
    ・命令文で「ろ」で終わるものは「ら」抜きNG
    ・拝見いたします ⇒拝見します
    ・鈴木部長様 ⇒鈴木部長
    ・~と思います ⇒~だ、である
    ・黒い文章、青い文章を見直す
    ・最初の一文でこの本を買わせ、最後の一分で次の本を買わせる
    ・忙しい相手に確実に読ませるためには、Q&A方式で書く。相手がその質問を読む必要はないと判断すれば読まずにすむ
    ・記名で文章を書く。それにどれだけの人が「いいね」を押し、コメントを書いてくれるかを測る。明日のネタを探さないと、という飢餓感が、日常からネタを拾って記憶する力になる。ネタは溜めず、入ったらすぐ書く。ネタには鮮度があり、腐ってしまう。書く行為を「イベント」にせず、日常に溶かす
    ・Time Timerアプリ等を活用して、15分短期集中で書く練習
    ・「読む」より「見る」がSNS
    ・天才とは、量産できる人のこと

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    ■2018.11.04 読了

    日々、勤務先のコンサルティングファームで「簡潔で、人を動かす」ためのメッセージを書くことが求められています。自身の経験をふまえて部下を指導しているものの、独り善がりな指導になっていないか気がかりだったため、本書を手に取りました。本書で対象とされている「スピーチ」と、私の仕事での「プレゼンテーション」ではやや毛色は異なりますが、非常に多くの気づきがありました。著者の熱意が感じられる良書です。

    さっそく40文字要約にチャレンジしました。Web版ブクログは、40文字で折り返しになってるんですね。意識して設計されているのかもしれません。

    ・要点をぼかさず、簡潔に書く
    ・要約文は40文字以内
    ・メールタイトルは20文字以下
    ・的確なタイトルがつけば、情報伝達が早くなる
    ・文章を長く、分かりづらくする「が」は禁止、接続詞を活用
    ・書き出しは桃太郎形式 - 4W(いつ、どこで、誰が、何を)
    ・4W + 「早い話が」で説得力を持たせる
    ・相手本位の順番で書く。今この瞬間に何を言えば、相手に響くか?
    ・相手にとってのメリットを書く。それが手に入ったときの姿をリアルに想像させる
    ・「うれしい」「面白い」は大雑把な感情表現。具体的に書く
    ・「自分の定義」でオリジナリティを出す
    ・相手を「好きだ!」と思ってから書く
    ・相手が日常的に使っている単語をチェックして、使う
    ・ラポート・トークで人間味を感じさせる(リポート+ラポート)
    ・ロジカルな文章を書くためには、文章に番号を振って頭から読む
    ・スピーチでは、読む人に書き手の勢い・息づかいまで伝える
    ・声に出して読むと、句読点を意識するようになる
    ・クイズ形式は相手の脳を緊張させ、「ちょっと考えた経験」を記憶させられる
    ・文章上達は、アウトプットの量で決まる
    ・手紙 ①時候 ②現状 ③本音 ④思いやり
    ・お詫び ①謝罪 ②狼狽 ③状況分析 ④希望
    ・礼状は「場面」を描く - どのくらい時間をかけ、どのように活用し、楽しんだか
    ・SNSでは、①読者を明確に、②読み手の環境を想像し、③肉体語で書く

  • 要約を40字にまとめる、というのは、意識して簡単に実践できるやり方である。
    テクニックの紹介ではなく、文章を書くときの姿勢、向き合い方について、筆者の考えが整理されている。

  • ビジネスだけでなく、SNSやブログなど、プライベートでも使える技術
    ・「が」禁止
    ・読み手が得する情報を先に伝える
    など、実践的なノウハウが多々得られた
    ひとつふたつは、必ず気付きが得られるように思う
    少し国語的

  • 言い回しが上手く伝わらないと思い、つい文章を長くしてしまうことが多いので、ためになる内容でした。
    ・赤鉛筆で要点をチェック
    ・相手に察してもらう文章にしない
    ・「が」を禁止にして、接続詞を選ぶことで文章のニュアンスが変わる
    ・ら抜き言葉で悩む時、命令形で「ろ」となればら抜き言葉はダメ
    ・200文字程度で文章をまとめて原稿用紙に書いてみる
    ・書くことには、読む力が必要

    全体的に分かりやすい言い回しで実例もあり、納得が行きやすかったです。

  • 5W1Hは人と会話する中でよく使う。

    桃太郎の話は、
    「むかしむかし、あるところに、おじいさんとおばあさんが、いました」と始まる。
    いつ→どこで→だれが→なにを
    と続いている。とてもわかりやすい。伝わりやすい。
    昔の話に、伝わりやすいワザが入っていたとは!
    と改めて感じた。
    これらの続きとして、
    なぜ、と、どのように
    という文を足していけばわかりやすい文章ができる。

    いろんな気付きがあったので、
    読んで良かった。

  • すぐに実践できそうな文章のコツが満載。
    これは一度読んで損はないです。
    ハウツー本だけど、飽きさせないのはさすが文章を書くプロ!

    以下メモ。

    3つ選んでその中の1番を選ぶことで説得力が増す
    ジキル文(建前)ハイド文(本音)を意識する
    何でも40字にまとめる
    使わなくていい接続詞・主語は排除する
    4W(昔々ある所におじいさんとおばあさんがいました)
    早い話が・つまり に続く文章

    クライマックスから書く
    とにかく大変だった
    この言葉にジーンと来た
    皆さんに謝らなくてはいけないことがあります

    性能よりも相手のメリット、どのように生活が変わるのかを伝える

    ラポートトーク

    と思いますは使わない

    Q&Aの形式で文章を書く

    時候の挨拶 現状今何をやっているか(事実)  本音 思いやり

    お礼状 どのように時間をかけ、どのように活用したのかを伝える 名前を出す

  • 文章を端的に分かりやすく伝える方法が分かる。すぐに実践できる、文章を書くトレーニング方法も紹介されている。社会人なりたての人向け。

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著者プロフィール

博報堂フェロー、スピーチライター

「2022年 『人を追いつめる話し方 心をラクにする話し方』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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