合格する子がやっている 忘れない暗記術

著者 :
  • かんき出版
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感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (264ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784761273583

感想・レビュー・書評

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  • 中学受験を念頭に置いた勉強法、暗記法。


    「オートクライン」という言葉が印象に残った。
    コーチングの世界の言葉で「自分自身が発信した情報を自分自身が受信すること」で、「自分の声を自分で聞くこと。」

    普段自分で考えているつもりでも狭い考えになっている時に、自分のことをあらためて俯瞰して、自分自身の行きたい方向性を決めることで、強いモチベーションになるのだなと。

    子供には
    ①現状を聞く
    ②対策を考えさせる
    ③目標を立てさせる
    で「オートクライン効果」を最大限に活用する。

    また、
    教科毎の暗記の仕方、効果が説明してある。

    日本史などのエピソード記憶系の例は確かに、こんな風にエピソードを繋げれば覚えられそうだなと思うけど、ここまで歴史の点と点を繋げて整理できることはないだろうなとも思う。
    (歴史好きの人はそれが自然にできているんでしょう。)

    でも、教科書のような事実の羅列ではなくエピソードをためていくというのは有効だと思う。

  • そもそも知識がなければ深い洞察も議論もできない

    ドパミン、高揚感を得ると放出されて脳を覚醒、集中力を高める。快感を覚え、やる気アップする

    水は150ml/h
    青は気持ちを落ち着かせて集中力高める

    思いをはせるとキャラクター性が生じ記憶に残りやすくなる

  • んー、当然、暗記が得意な人は、そうはいない訳で、気になるのでございますが、やはり、それなりのヒントは得られました。 P7 たくさんの知識が無いと正しい判断はできない。 P? 本書は、保護者から寄せられた「暗記にまつわるお悩み」に、著者が回答する形式。 P42 あえて同姓の人物をまとめて、何をしたかを含めて覚える。 P44 歴史上の人物をキャラ立ちさせる。 P146 動画の活用。お勉強ラップのCo.慶応&Junが宇宙に飛び出す!など P148 覚えたいことは、最低10回声に出せ! P150 声に出せば、内容が理解できるようになる場合がある。 P164 バラバラのことがわを関連付けてまとまりで覚える、そして、覚えるためのまとまりを考えること自体が学習になる、エピソード記憶の活用。 P172 アンダーラインを引くことは暗記に繋がらない。暗記用の教材は、暗記用の小さい本で、暗記シートで隠せるもの…お勧めは、「実用ことわざ小辞典」、「中学受験 ズバピタ社会」「中学受験 ここで差がつく ゴロ合わせで覚える理科」 P205 覚えたいことを自分でしゃべりながら書いて、自分の声を耳で聴きながら覚える P220 青いペンやマーカーは、暗記力を向上させると言われている。 P236 目標について、子供自身に答えを見つけさせて、それを子供自身に表明させる。そうすれば「心理的アクタンス」を回避でき、「オートクライン効果」で子供のやる気がアップ。★★子供に必要以上のプレッシャーを与えず、間違えてもそれを復習すればいいんだ、間違いを認めて復習することこそ大切なんだ、と、思わせる環境を整えることが大切。★★塾から子供が帰ってきたら、「今日、習ってきたことをお母さんに教えてよ」と子供に解説させて復習させる。

  • この本を読んで一番良かったことは次のフレーズをしれたことだ。
    Nothing is impossible. The word itself says I'm possible.(何事も不可能ではない。この言葉自体がそう語っている。わたしはできると。)

    非常に勇気を与えてくれるイギリス人でアメリカの女優だったオードリーヘップバーンのフレーズです。impossibleの間にアポストロフィをひとついれるだけで、意味が正反対になる。成功と失敗をわけるのはほんの少しの差であり、最後のひと踏ん張りができるかということなのだろう。

    本書の内容としては、知識量ではなく思考力を磨くことに重点を置こうとする教育に著者は警鐘を唱えている。なぜなら知識は思考力のベースになるからだ。そしてこの本は、知識を蓄えるための方法を教えている。個人的にはトイレはリラックスる場所なので暗記の場所につかってはいけないというアドバイスが良かった。

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著者プロフィール

武蔵中学・高等学校、一橋大学社会学部社会問題政策課程卒業。大学卒業後、テレビ番組制作会社を経て、首都圏の大手進学塾に転職。小学部および中学部で最上位クラスを担当し、多数のトップ中学・高校に卒業生を送り込む。2006年に独立し、東京・吉祥寺に中学受験専門の「アテナ進学ゼミ」を設立。科目間にある垣根は取り払うべきという信念のもと、たった一人で算数・国語・理科・社会の全科目を指導している。著書に、『改訂版 中学受験 ここで差がつく! ゴロ合わせで覚える社会140』(KADOKAWA)などがある。

「2021年 『改訂版 中学受験 ここで差がつく! ゴロ合わせで覚える理科100』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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