最短最速で目標を達成するOKRマネジメント入門

著者 :
  • かんき出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (160ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784761273996

作品紹介・あらすじ

チーム、組織へのOKR導入は、この1冊とともに!

OKRとは、「Objective and Key Result」。
「ワクワクする目的」(=O)を1つ決め、
その達成度を測る「数値目標」(=KR)を3~5つあげて、
組織、チームの目標達成を目指すフレームワークです。

GoogleやFacebookも採用しているとあって、近年注目を集めているこのOKR。
仕組みはいたってシンプルなのに、メンバーのやる気が高まり、生産性もアップします。

本書では、「OKRって何?」という初心者にも、
OKRを実践してみたい方にも役立つように、
OKRの基本から具体的な導入方法、便利なツールまで、
ていねいにわかりやすく書きました。

感想・レビュー・書評

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  • OKRとは、目標管理のための1つのツールである(MBO,SMART,KPI等)

    その特徴は、チームで共通目標をかかげた、委任型で、各メンバーの自主を重んじて、高い目標をもつものである

    気になったことは以下です。

    ・OKR とは、Object + Key Result ;つまり 目的+主要成果 の頭文字をとったもの
     こうありたい、そして、どのように達成すべきか を表している

    ・リーダのあり方とは、 その最大の役割は、①ゴールを明確化すること、②そしてそのゴールをチームに明示すること、である。

    ・チームの状態:タックマンモデル
     ①形成期 ⇒ ②混乱期 ⇒ ③規範期 ⇒ ④機能期 ⇒ ⑤解散期 をたどる

    ・リーダシップの4つのモデル SL理論
     ①指示型 ②コーチ型 ③援助型 ④委任型

    ・リーダとして頑張っているのに、報われていない で その原因とは何か?

     属人化 やれる仕事しかしない 強く言えない
     自分が、自分が
     先回りして成長の芽を摘む
     細かく指示だしすぎ、インセンティブで気を引きすぎ

     リーダが燃え尽きないようにするためには
     ①チームで合意した共通の目標を作る
     ②チームで目標達成のために、改善しながら行動をし続ける

     これを行うためのツールが OKR である。

    ・OKRの4つの原則
     ①フォーカス:リソースを集中させること
     ②アライメント:複数の要素間で整合性を保つ
     ③トラッキング:状況を追跡し、障害を避けてゴールへ近づく
     ④ストレッチ:現状からさらに高みへと挑戦する

    ・OKRのメリット
     ①大きな成果が得られる
     ②メンバーが当事者意識をもって仕事を行うことができる
     ③チャレンジしやすい
     ④活動の進捗が見える
     ⑤他の部署、チーム内での強力が得られやすい

    ・ゴールを決めるプロセス
     ①チームの境界を決める
     ②チームのミッションを決める
     ③マイルストーンを決める
     ④モデルを作る
     ⑤目標を決める

    ・Key Result を決めるには、SMART を使う
     ①Specific 具体的に
     ②Measurable 測定可能な
     ③Achievable 達成可能な
     ④Relevant 関連した
     ⑤Timebound 期限がある

    ・ゴールに向かうプロセスを確認する:1日、1週間で、PDCAを回す
     ①運用を設計する
     ②行動を決める
     ③行動する
     ④達成状況を評価する
     ⑤行動を見直す
     ⑥最終的な達成譲許欧を評価する

    ・行動の見直しは、KPTA で
     ①Keep 続けること
     ②Problem 不満なこと
     ③Try 試したいこと
     ④Action 実施すること

    ・OKRマネジメントボード(黒板)にタスクを張っておく

     タスクボード ToDO(これからやる) / Doing(実施中) / Done(完了)
    KPTAボード Keep / Problem / Try / Action

    目次

    Prologue

    Chapter1 ORKの基本
    01 なぜ目標が大切なのか
    02 OKRとは何か
    03 OKRが成果を生むからくり
    04 OKRの勘違い
    05 OKRのメリット

    Chapter2 OKRの始め方
    01 ゴールを決めるプロセスを確認する
    02 チームの境界は決める
    03 チームのミッションを決める
    04 マイルストーンを決める
    05 モデルを作成する
    06 目標を決める
    07 Key ResultはSMARTで考える
    08 OKRの設定例

    Chapter3 チームでOKRを使う
    01 ゴールに向かうプロセスを確認する
    02 運用を設計する
    03 行動を決める
    04 行動する
    05 達成状況を評価する
    06 行動を見直す
    07 最終的な達成状況を評価する
    08 OKRブリーフィングの進め方
    09 OKRでぃりーチェックインの進め方
    10 個人面談の進め方
    11 OKRマネジメントボードを活用してみる

    Chapter4 組織でOKRを使う
    01 OKRの組織導入パターン
    02 ステップ1 立ち上げの進め方
    03 ステップ2 展開の進め方
    04 ステップ3 定着の進め方
    05 階層型組織のOKR
    06 マトリクス型のOKR
    07 マトリクス型組織のOKR

    Epilogue

    ISBN:9784761273996
    出版社:かんき出版
    判型:A5
    ページ数:160ページ
    定価:1700円(本体)
    発売日:2019年02月18日 第1刷発行

  • ・会社として成果を出すためには、上位概念となる目指すべき姿の共有がマスト
    ・当事者意識があるときに、人は動く。目標ややるべきことを決める段階からメンバーに関わってもらう

  • 読みやすいが、具体的な手法の説明が多く冗長に感じた。

  • チームで仕事をしている人におすすめです。
    「なぜ、目標が大切なのか」「OKRとは何なのか」などを教えてくれる本です。

  • 軽く読める。概要は分かった気がするが、実践するならもう少し勉強が必要だと思う。

  • 組織で目標を設定する時、方向性が部門や個人でバラバラになったり、無難な目標設定する事は良くあるので、OKRは良い手法だと思う。
    会社で導入しているので、この本を読みながら実践していきたいと思う。

  • OKRの導入・運用手順がまとまっている。
    体系だって説明されてはいるが、具体的な例が少なく、実際に運用し始めてぶつかる壁の乗り越え方のなどもう少し具体的な情報が欲しいと感じた。

    ・野心的な目標を立てる
    ・そのためのキーリザルトを設定する
    ・タスク状況を未着手、着手、済に可視化してチェック
    ・振り返りをKPTAで行う
     ・keepはラウンドロビンで順番に意見を言う
    ・毎日行動振り返り、毎週ブリーフィング、1オン1
     ・1オン1は、良かった事、成長で気になる事、アクションを聞く
    ・3カ月後にキーリザルトの達成状況振り返り
    ・これらをOKRチームボードで見える化する

  • OKRが凄いらしいとのことで読んでみたが、うーん… この本を読んだ限りでは、自分は仕事では採用しない。
    もしOKR自体は素晴らしいのだとしたら、この本はネガキャン過ぎる。

    この本を読んでの理解では、OKRは目標設定法のアジャイル版、実態はこれまでの指標で使っていたやり方を寄せ集めて別の言い方に直しただけって感じ。
    評価するための指標ではなく、イノベーションするための指標なのだなってこと。
最初の章で目標が大事!みたいな説明をされるけど、会社の目標(=評価)の指標としては全く使える気配はない。

    まずOKRのO、Objectiveはワクワクする目標を定義しよう!ってことらしいが、内容的には他の指標で言う所のミッションに該当しそう。
    60-70%達成できる程度の野心的な目標にせよ、とのことだが… 
“OKRの設定例”という章で設定されたのは”働きやすい職場にする”、”お客さんが笑顔で帰っていくお店にする”というもの。
それ野心的ですかね…?
    またこの章では”Objectiveに「売上」や「利益率」などを挙げてしまいがちですが、それだと「ワクワク」しません”として却下している一方、後半の章では”注文あたりの利益を増やすために、高利益の製品に絞って提案をする”ことをObjectiveの例として提示している。それワクワクしますかね…?

    このObjectiveを最終的な評価軸にしようというのだが、元々高い目標なのだから失敗しても大丈夫!しかメッセージがなく、かなりふわふわした内容であるため自分がリーダーとしてこれを評価しろと言われたらかなり途方にくれそう。
具体例として提示されている評価方法もみんなが1-5点でつけた達成度をせーのでだそう!というもので、大学のサークルかよって感じ。
    Objective(=ミッション)を達成する為のKeyResult(=KPI)は都度都度見直しましょう、というアドバイスはアジャイル的で、その点だけは同意できた。

    (60-70%の達成度の目標を設定しているはずなので)”予定通りに進んでいない場合が、正常な状態”であるため目標が甘い場合は再設定するらしいが、じゃあしっかり運営している以上永遠に達成しないのでは…?という気はしなくもない。
    
最後の章はOKRを組織に根付かせるにはということなのだが、実際はOKRに限らず新しい制度を普及させるにはという内容で、OKRには全く関係のない内容だった。
    これはこれで有益だが、この本で書かないでほしい。それは必要な時に別の本で読むから。

    この本逆にOKRの普及を阻んでんじゃないの…と思ったが、OKRを日本に普及させる団体OKR Japan監修らしいので、そもそもOKRがこんなもんなのかも…
    これで1800円は高い。唯一良い点はすごく短いのですぐ読めることと、装丁が可愛いこと。2時間くらいで読めた。
    とりあえずもう一冊別の本を読んでみるつもり。

  • 入門書

  • OKRの入門書というかマニュアル。
    概念は分かるが、実践してみないと何が何やら分からない。

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著者プロフィール

株式会社永和システムマネジメント コンサルティングセンター センター長。OKR Japanマスターファシリテータ第一号。

総合電機メーカーの情報システム部を経て、2002年より現職。オブジェクト指向をはじめとするソフトウェア開発技術および、アジャイルソフトウェア開発手法の導入に関するコンサルタントとして活躍。ソフトウェア開発現場を楽しいものとするため、アジャイルソフトウェア開発の実践・コンサルティングから得られた知見をもとに体系化した、チームファシリテーションの普及に注力している。アジャイル開発コーチ業務でかかわった顧客は、キヤノン、富士通、オリンパス、本田技研工業、ヤフー、ビッグローブ、NTTデータCCSなど。

著書に『これだけ! KPT』(すばる舎リンケージ)がある。また、『リーン開発の本質 ソフトウエア開発に活かす7つの原則』(日経BP社)などの翻訳のほか、日経ソフトウエアなどに雑誌記事を多数寄稿。

「2019年 『最短最速で目標を達成するOKRマネジメント入門』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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