社長のお金の基本

著者 :
  • かんき出版
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感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784761274030

作品紹介・あらすじ

ベストセラー「社長の基本」第2弾!

お金をまわせて、はじめて「社長」です!

140億円の負債から復活した著者からの金言。

私のアドバイスは、私が血を吐くような思いで得た知識、体験をもとにしたものばかりです。
だからこそ、中小企業の経営者たちの悩みを真に理解することもできれば、正攻法から驚くような裏技まで、実際に、困難な局面をのりきっていく、現実的な方法をアドバイスすることができるのだと自信をもっています。

「そのような方法があるのですね」「そのようなことは考えてもしなかった」など、その社長が考えている範疇を越える知恵や総意工夫などが一瞬にひらめくから感動してもらえ、話を真剣に聞いてくれるのです。だから、ここまでやってこられたのでしょう。
そのノウハウやアドバイスをまとめた前書『社長の基本』ほか、これまで出版した著作はお陰さまで好評で、多くは版を重ねており、読者から感謝の手紙も何千通もいただいています。

しかし、本を読んで相談にこられたといいながら、まだまだ、中小企業の経営について、あまい考えから抜けだしていなかったり、今日明日乗り切れればなんとかなると先の展望をもたないまま、駈けずり回っている方が少なくないのが実情です。
そうした社長さんをなくしたい。少なくとも私とご縁があった経営者を倒産だけはさせたくない。さらに一歩踏み出して、厳しい状況のなかでもどんどん事業を発展させていく、そんな経営者へと変わってほしい。
そんな思いを込めてまとめたのが本書です。

本書は、経営のキモである「お金」に的を絞り込み、社長として心得ておくべき、お金についての考え方、お金を使う、集める、残すノウハウについて。さらに銀行(金融機関)との上手なつき合い方、もっといえば銀行の“利用法”についての秘策まで、私が8年かけて獲得した知識、そして多くの相談者から知恵を絞って得たテクニックをあますところなく書き込んであります。

もう一度、申し上げましょう。
経営とはお金をどう回していくか。この一言につきます。お金が回らなくなったら、会社は終わりです。

そうならないために、あらゆる知恵と策を講じるのが社長の仕事なのです。
そのことをしっかり自覚して、本書をお読みください。
本書が、あなたを「会社を倒産させない社長」に変貌させるためのお役に立てば、著者として冥利に尽きます。―「はじめに」より

感想・レビュー・書評

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  • 中小企業に社長以上に優秀な人は入ってこない。
    代わりに人を育てる。

    近場の経費を稼ぐ目と、将来の儲けの種を探す遠くを見る目の両方が必要。
    不動産デベロッパーになろうとした人が、1階でパンを売った。

    お花畑牧場のスローガンは、ブームを起こさないこと。ブームはいつか去って危険。

    キャッシュフロー計算書を作る。営業、投資、財務。

    子供に会社を残すことにこだわらない。
    金剛組は倒産した。

    会社の借入は複数行から。借入先銀行には入金口座は作らない。
    信用保証協会のサービサーは、交渉できない。

  • 社長にとってのお金のこと、具体的に勉強になった

  • ・手間暇を惜しまず、人の心に訴えかけるビジネス手法。
    ・無借金経営よりも、銀行から適正規模の融資を受けて、取引実績を作り、いざというとき、すぐに融資してもらえる態勢を整える事の方が重要。
    ・借入金の金利負担は、必要経費と考える。
    ・なぜその書類が必要なのか、銀行に質問する。
    ・個人保証を外すことを条件として、提示してみる。
    ・1か月先のことをやっている社長は大丈夫。
    ・中小企業の経営者で、それなりの資産経営に成功した人は、例外なく、まじめに本業をコツコツと続けている人。
    ・人に喜ばれる、社会に喜ばれる、そんな仕事をしていれば、儲けは後からついてくる。

  • 経営学の学士なんて持っていても金融機関との付き合い方などは学べない。起業をまだ強く意識してはいませんが、いつまでサラリーマンを続けるか疑問に思ってきたので手に取ってみました。

  • 1300もの中小企業経営者に経営のアドバイスを行なってきた著者が金融機関との付き合い方を中心とするお金にまつわる知識について書いた一冊。

    中小企業を経営するうえでお金にまつわる様々な知識やノウハウを本書で知ることができました。
    銀行などの金融機関との付き合いの中で疑問に思うことを多く解決できるだけでなくその根拠も知ることができ大変勉強になりました。
    事業や経営におけるメリハリをつけたお金の使い方や社員に対してのお金の使い方など経営者としてのお金に対する心構えを学ぶことができました。
    また、身丈に合ったところをメインバンクに据えることや信用保証協会付融資ではなくプロパー融資を増やすことや金融機関の口座間での金銭の移動や支払いの優先順位など具体的な資金繰りの手法も数多く知ることができ、実践的なお金についてのテクニックも学べました。
    また、中小企業再生支援協議会やリスケなど危機時の対応についても解説が書かれており、いざという時に力になる知識もつけることができました。

    事業継承や理念などにも触れられており、中小企業を倒産させないために本書でのお金に関する知識を通して著者の日本経済に対する期待も感じることができました。
    絶対に潰さないという強い信念がその企業だけでなく、日本経済全体を活気付けることになるとも感じた一冊でした。

  • 銀行との付き合い方がとてもよく納得できた。

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著者プロフィール

1960年、神戸市生まれ。“会社と家族を守る”経営アドバイザー。株式会社Jライフサポート代表取締役。
負債140億円を背負った会社を自らの力で再生し、完全復活させた経験に基づき、悩める中小企業経営者に真の会社経営、会社再生法を伝授している。
机上の空論ではなく、自らの体験から得た実践的な手法は多くの経営者から信頼を得ており、特に対金融機関との交渉法が、多くの顧客から評価されている。
「もっと早く出会いたかった」「今すぐ指導してもらいたい」などの声が全国から寄せられている。中小企業経営者とともに、最後まであきらめることなく懸命に闘う姿勢が共感を得ている。
主な著書に『社長の基本』『社長のお金の基本』(小社)、『あなたの会社のお金の残し方、回し方』(フォレスト出版)等がある。

「2020年 『社長の危機突破力』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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